2015/4/11-12 種籾の選択〜消毒〜浸種


稲作は田植えや代掻きから始まるわけではなくて、田植えは種から苗にまで育てた稲の田んぼへの移植にすぎず、稲作りは苗作り半分と言われるくらいこの前半工程が重要らしい。と知って田んぼ作り3年目の去年からこの前半工程もやり始めたものの、80過ぎても割と元気だった師匠は去年は入退院繰り返してなかなか教えてもらえず、今年は長野市街に引退してしまった (;_;) 去年とりかかりが遅すぎたらしい ので今年はちょっと早くしたのだけれども、美麻ではさらに10日ぐらい早くとりかかった方がよかったらしい。苗にするまでを記録として残すだけで、美麻付近ならこの時季にこのとおりやればいいという話では全然ないのでご注意を。


[4/11 13:49]
去年収穫してはぜがけ〜脱穀 (ハーベスタで) した籾。まずは目につく藁カスやノギを取り除く。

本当は、種籾(たねもみ)用の籾は、すって食べてしまう籾とは違う特別待遇しないといけないらしく、専用の種籾を買ってくるか、籾を傷めないように脱穀機でなく千歯こきや手でていねいに脱穀した方がいいらしい。


[4/11 13:54]
籾をに入れて浮いてくる軽い籾を捨てる


[4/11 14:04]

[4/11 14:06]
次に、卵がやっと浮くぐらいの塩水 (かなりしょっぱい) 作って、そこに籾を入れて浮いてくる軽い籾を捨てる


[4/11 14:15]

[4/11 14:54]
残った籾が種籾。丈夫な網の袋に入れて水につけて塩を流す。
沢から水を引いている自家水道の水温2度だった。


[4/11 17:25]

[4/12 8:36]
ちょっと中断して白馬に遊びに行く

先月、単独利根源流横断して4日で抜ける予定が降りてこなくてほとんど遭難死したかと思われた3日後になって怪我もなく無事下山してきた人が来るというのでいろいろ話聞いてきた。
キーはスマホの電池切れで電波あるところでも使えず連絡できなくなってしまったことと、焦らず徹底的なマイペースでサバイバルできたこと、だと思う。


[4/12 18:42]
続いて種籾の温湯消毒。60度の湯に10分漬ける

いきなり田植えできる箱苗は農協で買えるけれど、それだと規定の農薬で消毒されてしまっていて (ほとんどの農家でも同じ)、田植え後いくら無農薬で手間かけて栽培しても完全な無農薬米にならない


[4/12 18:52]
10分後、冷水(2度) に入れて冷やす

去年はストーブ+ハネ鍋でお湯沸かしてやって、籾いれたとたんに温度下がってしまい、あわてて薪くべたら今度は温度が上がりすぎたりしたので、今年は鍋よりずっと容量が大きい風呂でやった。通常40度ちょっとまでしか沸かさない風呂、60度まで上げるには石油も焚かないと駄目かと思ったが、いい薪をどんどんくべたら64度にもなって、冷水でうめて調整した。


[4/12 18:55]
続いて種籾を水につける。

自家水道の温度2度の冷水掛け流しに浸けたが、本当はもっと温いためた水につけないといけないとか。美麻に戻り次第、直します。

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