2011/5/9-27 畑を田んぼにする



[5/9 8:21]
野沢菜の花芽もまだ多少採れるがそろそろ諦めて、耕うん機で起こす


[5/9 9:18]
小さい田んぼを起こし始めたところで肥料(元肥)を撒いてなかったことに気づく


[5/9 10:34]
師匠に電話して肥料の種類と量を確認し、家からとってくると、師匠が肥料を簡単に撒ける機械をもって来てくれた
大きい田んぼは起こす前に肥料を撒く


[5/9 11:51]
耕うん機で起こす一方で、鍬で畦(あぜ)の表面の土と草を削る (畦かき)


[5/9 11:56]
水路をふさいで田の畦ぎわに水を入れる
他に家も田も畑もひとつもない山の中の孤立田んぼなのでこんなことできる (^^;)


[5/9 11:56]
畦際に水が行くように掘り下げる


[5/9 12:04]
鍬の背で畦を叩いて畦を丈夫にする


[5/9 17:04]
ところどころにある固い萱の根は開墾鍬で掘り起こして除去する
右が掘り起こし用の頑丈な開墾鍬(これは\980の安物、プロ仕様は鋳鉄製でもっと厚く重い)、左が畦を塗ったりかいたりするうすい鍬


[5/9 18:17]
畦ぎわに水が来たところで時間切れ


[5/10 16:18]
畦塗りは雨ではできないので10日は天気待ち。
雨はまだ3日ぐらい続きそうなので東京に行ってくる。


[5/13 6:11]
雨は12日までで13日から晴れそうなので、12日夜のうちに急遽美麻に戻る。


[5/13 9:06]
畦をぬるための土をこねるため、耕うん機に籠車と師匠手作りの翼みたいな泥除けを装着


[5/13 9:14]
耕うん機で畦際の土をこねる


[5/13 9:44]
なかなか混ざらないので3往復ぐらいしてトロトロにしたのですが
師匠が現れてびっくり、こんなに混ぜてはいけなかったようで大失敗


[5/13 10:51]
こんなに土を細かくしてしまっては土が畦に貼り付いかないで流れ落ちてしまう
乾くまで待つしかない(;_;)
左は翼のついた耕うん機。実は泥除けでなので飛べない(^^;)


[5/13 12:33]
小さい田んぼの方で師匠が手本を見せてくれた
土をこねるのは耕うん機で1往復してざっとかき混ぜるぐらいでよくて、
塊が見えるぐらいの泥を鍬でグサっとすくって置いて、ペタペタ叩いて伸ばして、さらにスイーと押しながら伸ばす
側面塗って上にはみ出た土をまたペタペタ叩いて伸ばして、スイーと伸ばして、最後に側面にはみ出た分を再度スイーと平らにして終わり。


[5/13 12:33]
これを畦の端まで繰り返す。
最初、1mも塗らないうちに腰が痛くなってしまいかなり悲観的になったが、、、


[5/13 16:25]
そのうちコツがつかめた!
重い鍬の動には固有の周期がある。それを無視して焦って振り回すと余計な力が要って疲れて腰も痛くなる。鍬のリズムに合わせて楽しくゆっくり振ってやればいいのだ。


[5/13 16:50]
大きい田んぼの畦はいったん乾くまで塗れない。
先に上畦(うわあぜ)を太いまっすぐな水路に補強する


[5/13 18:49]
西向きの田んぼなので遅くまで明るい


[5/16 16:07]
大きい田んぼの上畦ぎわに水入れて軽くこねて上畦を塗る


[5/16 17:10]


[5/17 13:12]
10年間、藪の中に丸めて置いてあった畦シート、大丈夫そうなので利用する
畦は塗ったそばから乾いていかないといけないと聞いていたので、何日も晴天に乾かしてしまったがこれは失敗で、乾きすぎてヒビが入ってしまった。
畦塗ったらすぐ水を入れておけば適度に乾いたらしい。


[5/17 16:25]
籠車耕うん機を左右にブン回して畦ぎわの土をこねて、古い田の底から水がもれないようにする


[5/17 17:49]
耕うん機にレーキを付けて、高い部分の土を低い方にもっていって均す


[5/18 10:18]
やっと乾いた大きい田んぼの畦塗りに再挑戦
背景は唐松岳〜白馬三山(白馬鑓〜杓子〜白馬)〜小蓮華岳


[5/18 15:05]
もうすぐ塗り終えられる


[5/18 16:08]
水がもれないように畦シートを貼る


[5/18 16:45]
土の高い部分を鍬でほぐして均す


[5/18 18:12]
畦ぎわの土をこねる


[5/19 18:39]
夕暮れの白馬三山が田んぼに映るようになった!


[5/20 16:00]
田んぼ全体を籠車で軽くこねたあと、土を耕うん機+レーキで均す
レーキを持ち上げて高い方に進み、レーキを下げて土をひきずりながら低い方に進む
土の出ている部分、歩けると思って入ったシロがはまって苦労している (^^;)


[5/21 9:07]
変な線がついている。なにかと思ったら、、、


[5/21 9:07]
ミミズ君。田んぼらしくなってきた!


[5/21 19:15]
田んぼにする前の萱の固い根のカスなどは拾い集めなくても水の落ち口に流れてきた


[5/24 9:42]
田の中を歩き回って土の固い部分を見つけては掘り起こす助っ人Mさん
この泥除け服は2日前まで行っていた宮城の震災ボランティアでも泥だし作業で着ていたそうで、ネットで400円だかで買った涼しい優れものらしい (放射線防御機能はなさそう)
いいことしてる人が来たら雨だった天気が快晴になった!


[5/24 12:59]
歩き回ってほじってボコボコになった田んぼ


[5/25 16:54]
5/24pmからやっていた裏の田の復田作業で耕うん機がはまってしまったりしてすっかり遅くなったが、夕方から代掻きを始める。
耕うん機で籠車を高速回転しながら田んぼ全体を回って土をこまかくこねる


[5/25 18:57]
師匠がムラ直し機をもってかけつけてくれた
耕うん機+籠車で回ったあと、ムラ直ししてさらに平らにする
新潟・松之山ではもっぱらアルミのレーキで均したが、ここでは棒の先にグラグラする板が付いたムラ直しを使う。板が適度に浮いて斜めになりにくくて楽だ


[5/26 6:08]
田植え準備完了し、土が沈殿するのを待つ田んぼ


[5/27 11:22]


[5/27 11:38]
明日の手での田植えのために 家主さんが筋付けを作ってくれた!

コメント》 (2012/03/20 小西駿治)
前略、御免下さい。小生京都府の長岡京市に在住のものですが、自分の畑の一部を田んぼにしたいという希望をもっています。近くの人たちはみんな反対していますが、貴方の????????を拝見して、できそうに思ったのですが、一つお聞きしてよいですか。田んぼにされた畑は、もともと田んぼだったところですか、それとも最初から畑だったところですか。もし最初から畑だったら床はないですよね。どうして水がもれないのかが不思議なもので。失礼な質問かとは思いますが、よろしくお願いします。       敬具

コメント2》 (2012/03/20 泥と雪/大門)
もともと田んぼたったところです。2001年まで耕作されていて、その後10年間放置されてその間にネコヤナギの木が密生していたのを2010年4月から田んぼに復元し始めたのですが、抜いた木の処分が終わったのが7月末になり、田植えには間に合わなかったため、2010年は水を入れないで畑にして大根と野沢菜と白菜を植えました。去年2011年に畦を整備して水を入れてやっと田んぼに戻せた次第です。この2枚の田んぼ以外に去年もう1枚戻しましたがこちらも30年近く放置されていたとはいえ元々田んぼだったものです。田に水を入れたら1箇所抜けていて、穴に土を入れて杭でたたいて塞いだりしましたが、いずれも畑だったところではなく、もともと田んぼだったところです。
棚田ネットワーク総会プレゼン に経緯をまとめてありますのでよろしければこちらもご覧ください。

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