2015/8/1-5 棚田でドローン 〜 ターザンぶらんこ



[8/1 11:45 f=29]
レンタル依頼していた待望のドローンが宅急便でやってきた

去年まで、GoogleMapやYahoo!地図で衛星写真見ると棚田の形がぼんやりながらわかったのが、最新の写真では撮ったときに雲でもかかってたらしく全然見えなくなってしまってるので、ドローンを飛ばして自分で航空写真撮とうとした次第。どの田んぼをいつ誰と復元したかを記録する元図面が欲しいのと、耕地面積もはっきりしないので、太閤検地ならぬドローン検地ができるかと期待して、、、


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緩衝材を出すと、ダンボール箱の中の製品箱はかなり小さい


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中身はもっと小さい。え、こんなに小さいの!?

ドローンといってもいろいろある。これは最小の "Rolling Spider" というミニドローンなのでした
8分しか飛べず、スマホとBlueTouth接続して操縦するため10m以上離れられない。


[8/1 12:15 f=29]
中に入っていた8ヶ国語ぐらいの簡単な説明書の上に本体+バッテリー3個+充電用USBケーブル

胴体はスズメより小さくて体積/重量のほとんどはバッテリーだ


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上にプロペラ、胴体下にカメラがある


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車軸とホイールを付けたところ
これ付けて飛ばすとぶつかったときや墜落したとき安心だが、ちょっと重くなるので、これなしだと満充電で8分飛べるところが5分しか飛べなくなるらしい

午後、iPhoneに専用アプリ "Free Flight 3" を入れて、PCにその説明書 (日本語/PDF) をダウンロードして使い方を見るも、機械翻訳でももっとましなのができるんじゃないかと思うほどの、誤字・脱字のみならず文が途切れていたりするひどい物でよくわからなかった。主に日本以外で使われることを想定してるんでしょうね。
操作している動画もYoutubeでいくつか見たものの、ジョイスティックに馴染みがないせいかいまいちよくわからない。写真の撮り方はわかったものの何枚でも撮れるのか?、内蔵メモリからどうやってもってくるのか? いらないの消すにはどうしたらいいのかとか不明なまま。


[8/1 16:56 f=15]
夕方、家の手前の畑のわきで飛ばしてみた。320×240ピクセルの粗い航空写真が一応撮れてた。
もっと上から田んぼと畑全体を撮りたいのだが、うまく操縦できない (;_;)


[8/1 17:19 f=29]
家の裏の棚田でも飛ばしてみる。
水平なところから離陸させるらしいのでコンパネ板を基地にして離陸させる


[8/1 17:30 f=29]
離陸したものの操縦誤って田んぼに墜落 (;_;)

このあと、英語版の取説をダウンロードして確認する。写真データの扱い方がないのは同じだが文が切れてたりはしなくて操縦方法はだいたい分かった感じ。


[8/2 12:25 f=29]
翌日も朝から、操縦練習する。が、満充電したバッテリー3個中2個はヘタってるようで満充電しても1分も飛ばないうちにバッテリーアラームが出てしまい、使えるのは1個だけしかないことが分かった。1時間半かかって充電して5分飛ぶと終わるバッテリーが1個しかないというのは厳しい。

レンタル元に連絡してみると、代わりのバッテリーを探して送れないか検討してくれるとのこと。

使える1個のバッテリーを再充電してから、今度はもっと上空から写真撮るべく田畑の上の道から飛ばしてたら、上空に風があったのか、田畑と反対の左の高い木々の上に流れていって、慌てて着陸させようとしたら木の上に引っかかってしまった (;_;)


[8/2 15:40 f=29]

[8/2 15:40 f=29]
高くて登れない木なので、周りの低い木やヤブを刈り払って、はしごかけて木の中程にロープをかけて、、、


[8/2 15:58 f=29]
ロープを軽トラにつけて引いたり戻ったりして木を揺するも、落ちてくる気配なく、そのうち強く引きすぎてロープが切れてしまった (;_;)


[8/2 17:30 f=29]
どうしたものか??
レンタル元からは、バッテリーのスペアはないので返品・返金してくれるとのことだったが、返すものは木の上 (;_;)

田んぼや畑を影にしている木でもあるし、この際木を切り倒して回収しようかなどと派手に飛躍して、大家さんに電話して一応相談してみると、高くて登れないんじゃしょうがないなあと意外にもあっさり了解してくれた。


[8/2 18:51 f=29]
善?は急げでさっそくチェーンソーの刃を砥いで、向こうの田んぼに倒れこまないように手前側に軽トラで引っ張りながら木を倒す。
ドローンをつぶさないようにじわりじわりとゆっくり倒した。


[8/2 18:52 f=56]
引っかかってたあたりを探すがドローンは見つからないまま暗くなって、明日早朝涼しい明るいときを期して終了。ほとんど誰も通らない道なので朝まで車が通れなくても特に問題ない。


[8/3 6:10 f=41]
翌朝、朝飯前の涼しいうちから倒した木の整理兼ドローン捜索を始める。


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[8/3 6:43 f=29]
整理兼捜索開始30分、無傷で発見! 小さくて軽いせいか意外とタフなヤツだ


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さっそく家に持ち帰って点検。電池は減ってたが通信も充電もOKだった


[8/3 7:37 f=29]

[8/3 8:17 f=29]
倒した木の整理を続けて、軽トラが通れるようになったとこで朝飯にすべく家に戻る。(実は軽トラのキーを家に忘れてきた)


[8/3 8:30 f=29]
家に戻ったと同時に車の音がするのでキーもって駆けつけると大型トラックが何台もやってきた。

軽トラは通れるが大型トラックが通るには木をもう少し避けないといけないので、手伝ってもらって幹をずらす

去年の12月の大雪以来家より奥では電線があちこちで切れて、折れてしまってる電柱もあって停電したままになっている。その復旧工事がこれから始まるのだった。


[8/3 8:32 f=29]

[8/3 8:33 f=29]
こんな大型電気工事車両が8台も (*_*) 入っていった


[8/3 11:29 f=15]

[8/3 11:34 f=15]
動作確認兼ねて家の裏の棚田で再飛行してみる

飛んだものの棚田全体の写真や動画は撮れる見込みない (10mしか上がれなくて魚眼レンズとかもないので広い範囲は撮れない)。また、着陸時に危うく今度は溜池に飛び込んでしまうところで、これ以上使ったら壊しそうなのでこれでやめて返品することにした。

同じドローンでももう少し大きいカモメぐらいのならBlueTouth通信で10mしか飛べないなんてことないだろうし、カメラの解像度ももっと大きいのだろうが、今回のミニドローンは棚田の航空写真撮るには機能も性能も不足だった。

また、操縦はなんとなく聞いていたイメージほど簡単ではなくて、練習が必要だ。ついつい車の運転のように自分の位置を基準にしてこっちに引き寄せたければこっち向きにと指令してしまうのだけれど、基準はあくまで機体の位置と向きで、この「機体の向き」が飛行機やヘリと違って地上から非常にわかりにくいのだ。ここに慣れないと慌てて動かそうとして変なところに行ってしまう。

都会では支障が多くて飛ばしにくいドローンだが、山の中ではなんの支障もなく自在に飛ばせるだろうと思ってたのだがそれも間違いで、田んぼに落ちたり手の届かない高い木の上に引っかかったりと、山奥には山奥の支障がけっこうあるのだった。



[8/4 11:46 f=29]
翌日、倒した木の周りをもう少し整理する

倒す前には分からなかったが、倒した木は、根元から3mぐらいのところで幹の一部が大きく腐っていて、いずれ折れてしまう木、切ってしまってよかったようだ


[8/4 12:17 f=29]

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隣の木の上にからまってぶら下がっている山ぶどうとツタが残って目障りなので、地上30cmで切ってそこに直径10cm長さ50cmに切った枝を結びつけてブランコにしてみた


[8/4 17:03 f=29]


[8/4 18:07 f=29]

[8/4 18:07 f=29]
∨形でなくΛ形に吊ってる形なので、すぐ回って横向きや後ろ向きになりやすいのが難点だが、長〜いぶらんこなのでゆっくり揺れて風にあたって、景色もよくて気分いい。


[8/5 11:34 f=29]
いちばん前に出たときの風景。
ドローン使っての真上からの写真は撮れなかったが、立った位置よりかなり高い、斜め上からの写真はこれで撮れた。

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