2014/11/22-23 大地震



[11/22 22:21 f=29]
11/22 22:08発生の白馬村を震源とする大地震で崩れた薪の山

よくできた古民家は多少の揺れは吸収してしまうようで、地震を感じることはほとんどないのだが、今回はものすごい揺れで家が倒壊するのではないかと思った。

大きな揺れとともに停電して、すごい音が近くでしたが、この薪の山の崩れる音だったようで、家の中のこれ以外の被害は空のペットボトルが棚から落ちたぐらいだった。停電も (家では) 3分ほどで復旧した。


[11/23 9:19 f=29]

[11/23 12:42 f=29]
夜が明けて水使おうとしたら水があまり出なくなっていたのでコロ連れて水源を見に行くと、水源の急な小沢で小さな土石流が発生して取水ホースを埋めてしまって、ホースに水が行かなくなっていた。[左]
こねたセメントのような高密度の水っぽい土砂 (液状化?) で、手でほじくってみてもホースは全く見えなかった。

後でスコップ持ってきてやっとホースを掘り出した [右] が、ホースへの取水は復旧したものの濁ったひどい水で、水道への取水はしばらく待つことにした。
(ここからの水がなくても途中からも少し水が入るので、風呂や洗濯以外の生活用水はなんとかなる)


[11/23 9:31 f=29]
午後だけ日なたになる土蔵の横に置いたままだったソーラーパネルがやに埃っぽいと思ったら、土蔵の土壁が前より余計に崩れていた。


[11/23 9:37 f=101]
悠然と歩く馴染みの野良猫


[11/23 10:34 f=43]
道路を麓まで降りてみた。右の斜面からの落石あり


[11/23 10:38 f=29]

[11/23 10:40 f=29]
ところどころでコンクリート路面と地面の間に隙間ができている


[11/23 10:39 f=29]
(たぶん) 前から割れていた路面の割れ目が広がっている


[11/23 11:06 f=29]
麓の師匠宅では昨日の地震で下駄箱の上にあった消火器が落ちて赤い粉が噴出してしまい、朝までかかって掃除し終わったところだった。

師匠宅のそれ以外の被害は食器棚の中でコップが落ちて3個割れたのと墓地の墓石がずれたぐらい。


[11/23 11:40 f=29]
農協のシャッターが壊されていた


[11/23 11:50 f=29]
美麻ヒュッテでは建物はなんともなくて薪材置き場に積んだ薪が崩れたぐらい


[11/23 14:52 f=71]
午後、家より山奥の方を道路の終点まで見に行く

家の2軒奥の東芯亭。屋根 (軒先とテッペン) が歪んでるようだが前からかも。


[11/23 15:01 f=29]
道路は亀裂ひとつなくて問題なしかなと思ったら、松ノ木小屋の直前で道の右側1m上に鎮座していた庚申さまが落ちていた。

めちゃ重くて立てることもできず、やっと軽トラが通れる程度にずらした

一人や二人では持てないこんな重い石を昔どうやって道のわき1m上まで持ち上げたのかと思ったら、昔の道は1m高くて、車の道にするときに道の方が1m掘り下げられた (切り通し) ということらしい。つまり、元々は道のわきにあったわけで、立てた頃の住人はもうほとんど生きてないこともあり、元の位置に上げる必要はなさそうだ


[11/23 15:06 f=29]
揺れて倒れるわけがない三角の松ノ木小屋は全く無傷。中で棚の瓶が落ちてたぐらい

ただし、右に張り出してるテラスが以前から腐って踏み抜いて危ないのでそこだけ要注意


[11/23 15:09 f=29]
松ノ木小屋の裏の日清戦争従軍戦死の石碑が倒れていた

このあと師匠宅に相談に行ったら、ゆかりの元住人を電話帳で調べてくれて、その場で連絡できた (庚申さまの件も)


[11/23 15:12 f=29]

[11/23 15:13 f=29]
最奥の家 (わで) では雨戸が1枚外れていたので入れておいた

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