2014/4/9-5/2 復田2014 (1/3)



[4/9 16:31 f=30]
今年最初の復田はイノシシ君による田起こしだった。

写真中央やや手前右寄りの2本の切り株のあたりは近くの棚田の作業のために一昨年頃から草は刈っていたが、周りの大木の日陰になるので田んぼには戻してなかった。(ヘリに畦があるように見えるが、これは向こう側一段下の復元済みの田んぼの畦)

去年の晩秋と今年3〜4月にこの周辺の大木を何本か切ったらかなり日が射すようになったので、今年はここも田んぼに戻そうと思っていたら、自分より先に、夜中にミミズを食べに来たらしいイノシシが田起こしてくれた。

田んぼにするに邪魔になる木の切り株が残っている。写真手前の細い切り株は抜けそうだが向こう側の2連の切り株(根元でつながってる)は残りそうなのが惜しい。


[4/19 8:58 f=30]

[4/19 9:07 f=30]

[4/19 9:20 f=30]
大家さんにチル(手動のウィンチ)を借りられたので木を抜く。

細い1本が予想以上に簡単に抜けたので、無理だろうと思っていた2連の切り株も一応ワイヤーかけて引っ張ってみた(左の写真)。

と、意外と簡単に動いたので、アンカーをより太い木に変えて本格的に引っ張ってみたら、、、あっさり抜けてしまった(中央〜右の写真)。木の上部を切って3年、根が弱っていたようで、

これで障害はなくなった!


[4/26 18:40 f=30]
復田予定地に置いた木くずの山を復田済みのところに移動して、復田準備完了。

冬の間荒れていた手前の溜池も数日前に補修(畦塗りなど)完了して稼働し始めてる。


[4/27 9:13 f=30]
夜行バスで朝5時に長野に来た棚田ネットのA氏、コゴミ採りながら棚田を一回りしたあと、さっそく元気に復田開始。
久々の早起きで眠くて僕の方は出遅れる。

1時間ほどやってたら信州新町の山奥のK氏から電話あり、山道走ってたらイノシシが飛び出してきて驚いて車を脱輪させてしまい、落ちそうになってるのですぐ引っ張り出しに来て欲しいとのこと。作業を中断して、軽トラにワイヤーなど積み込んでA氏とかけつけて、軽トラで引っ張って救出。


[4/27 11:57 f=30]
信州新町からの帰途、小川村の桜の名所、立屋の桜・番所の桜に寄り道。ちょうど昼時、猪鍋の振る舞いなどごちそうになる。そのすぐ隣では、小川村地域おこし協力隊のMさんが自家製パンやクッキーを売っていてびっくり。おいしいパンを食べながら見事な桜とアルプスを見る。


[4/27 14:39 f=30]
美麻に戻って昼食後、復田再開


[4/27 16:06 f=30]
一休み


[4/27 17:20 f=30]
起こして仮の畦を積んだ棚田に溜池からホースで水を入れる -- 水平を見て調整するためと畦を塗って完成させるため


[4/27 17:29 f=30]
夕方には田んぼ4枚起こして仮の畦つけて、いちばん上の1枚には水入れるまで進んだ。


[4/28 5:54 f=30]
僕より早起きして復田するA氏。ありがとうございます!!

溜池直下に新たに作った田んぼは隣接する去年作った田んぼとほとんど高さ同じなので、つなげて1枚にすることにしてまず畦を壊す。


[4/28 7:41 f=30]
去年作った田んぼの方から畦塗り開始


[4/28 8:07 f=30]
連結部分に畦が延びる


[4/28 12:47 f=30]
新田部分まで畦塗り終わり、土がポロポロだった山側(溜池側)の壁も塗ったが、畦ぎわ以外の田んぼの中は均さねばならない泥の山。


[4/28 18:07 f=30]
夕方には2枚めの田んぼも畦ができた。4枚めの田んぼの畦ぎわを砕く。


[4/29 6:18 f=30]
3日めも寝坊してA氏に遅れをとってしまう (^^;)


[4/29 9:21 f=30]
この日は美麻の復田は1時間ぐらいで、朝食後、毎年恒例の白馬村青鬼の水路整備 (江戸時代からある山奥の水路に冬の間に詰まった落ち葉や土砂をどける) に参加。
A氏はそのまま東京に帰宅。3日間、お疲れさまでした!


[4/29 14:27 f=30]
夕方から雨になる予報なので、晴れ続きでなかなか燃せないでいた周りの木を切ったくずを燃やす。
マッチ1本でメラメラと恐いぐらいに燃え上がって、後ろ30m以上離れた畑のカミさんのところにまで熱波が来たそうだ。夕方本当に雨が降ってくれてほっとした。


[5/1 17:28 f=30]
新しい4枚の田んぼはだいたいできたが、去年の田んぼと連結したいちばん上の田んぼは細長くなってしまって、わずかな高さの違いがなかなか解消できないで苦労させられる。


[5/1 18:28 f=30]


[5/2 16:58 f=30]
最後まで残ったいちばん上の田んぼの泥の山を均す


[5/2 18:27 f=30]
いちばん上 (溜池直下) の田んぼもやっと平らになって、上から4枚めの田んぼの低かった畦も積み増して、今年の新田4枚完成! (2枚は去年の新田とつなげて拡大)


[5/5 9:09 f=30]
引き続き、去年までに復元した田んぼの整備を進める (田起こしちょっとと畦かき〜畦塗り)

新しい畦には決して姿を見せないむじなの足跡だらけ。

2014/6/10 | 里山  美麻  棚田  復田   | コメントする 戻る | 泥と雪
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