2012/2/12-13 美麻〜栂池〜信州新町/権田〜美麻


信州新町の山奥に篭城しているK氏、そろそろタバコが切れてきたらしいので2/10に行こうと思っていたが、微熱の続く風邪が治らず天気もよくないので延期していた。
その風邪がやっと直ったと同時に、久しぶりで天気も回復した。
さらに、今日から栂池のしじま山荘にTRWVの先輩N氏が一人で入るという情報。最近、冬に山荘に単独で入るのは危ないのではないか? → いやいちばん危ないのはストーブの排気口が雪で埋まることによるCO中毒でこれは何人でもやられる → 山荘のストーブはFF式なので心配ないはず → FF式でも中毒の危険あってリコールしてる機種もある -- なんて論争があって、ストーブの機種を確認したかったこともあって、さっそく、山を降りてしじま山荘に行って泊まって翌日信州新町・権田に回ってきた。


[2/12 12:20 f=28]
正午に奈良尾の家を出てXCで麓に下りる。
美麻はきれいに晴れているが前日までの雪でXC板でも10cmのラッセルであまり滑れない


[2/12 13:09 f=48]
麓で車出してオリンピック道路を白馬に向かうとだんだん雪雲が多くなってくる。
途中買い物するものの栂池で車置いたらまたXCで雪道登るのでXC靴はおろかロングスパッツもはずさないまま運転していく。
そのまま白馬のMaxValuで買い物したら、同様にダボダボルックで買い物してる若者や外人が多くてちょっと気恥ずかしい。
カッコはいくら凝ってもファッションに媚びても駄目で、無駄なく機能的に最適に使いこなされて初めて光るのでしょうね。かなり目立ってしまったのでした (^^;)


[2/12 14:12 f=28]
栂池・落倉の山荘用駐車場に停めてここからは歩き。
車でずっと奥まで入れるが置けるのはここになるので最初からここに停めて板と荷物背負って歩く


[2/12 14:15 f=28]
美麻の家から直線距離で10kmほどしか離れていないのだが、雪の量は2倍以上あって除雪された道の両側が2mぐらいの壁になっている。
昔はあまり除雪もされないので下りは下手なスキーで滑って降りたものだが、今や滑るどころか歩くだけでも車が来たら壁にへばりついて通過するのを待つという非常に面白くない道になってしまった


[2/12 14:26 f=28]
除雪してなくて屋根に1m以上雪が積もったままの危ないペンション


[2/12 14:32 f=54]
除雪終点。ここでXC板を履く。
スノーシュー履いたおっさんが背負子でダンボールを運んでいた


[2/12 14:38 f=44]
追いつくと、やはりN先輩だった。
10日分の食料ダンボール箱6個を除雪終点まで車で運んでおいて、そこから何往復かして背負子で山荘に運んでいた。


[2/12 14:45 f=28]

[2/12 14:45 f=28]
XCなので林の中を近道してだいぶ早くしじま山荘(左)に着く。右はしじま小屋(今は物置)


[2/12 14:46 f=28]

[2/12 15:40 f=28]
問題のストーブと吸排気口。
もともと吸排気口はかなり上に出ている(右の写真)のと、数日前の雨で雪が沈んだようで、吸排気口は埋まっていなかった(左の写真)
機種はリコール中のものではなかったが、10年ぐらいたっていて、点検(有償)は必要らしい。


[2/12 14:51 f=28]
大雪でつぶされてしまったしじま小屋のベランダ


[2/12 15:11 f=28]
背負子を借りて最後の荷揚げしてきたところ。
XCだと近道できるのでだいぶ早い。このあとしばらく、山荘周辺をXCで滑り歩く。


[2/13 7:44 f=28]
翌朝、朝食後7:35に山荘を出て10分で駐車場に滑り込んだ。
このあと、荷物積み込んでエンジンかけようとしたが、快晴の一晩でバッテリーが冷え切って電圧下がってしまったらしく、全然かかってくれない。
栂池にゲレンデスキーに行くN氏に電話して車のキーもって回ってくれないか頼むが時間かかりそう。しじま山荘の鍵など管理していただいているそばの民宿秀岳に行って車1台とケーブル借りられないか聞いてみると、こういうときのための専用機(バッテリー入りの充電器)をもってすぐ来てくれて、接続したら一発でエンジン起動した。ありがたい!


[2/13 9:20 f=28]
白馬でタバコを買ってぽかぽかランドで差し入れのイヨカンを買って小川村から南に峠越えて宇内坂という山奥の集落の上までくる。
この通行止めの道がとっくの昔の廃村・権田に行く道だ。
ストックの右上のポストが権田に一人で暮らすK氏ので、冬の間雪に閉じ込められていてここまでもこれないので5〜6通たまってしまっている郵便ももっていく。


[2/13 9:24 f=28]
最初は宇内坂のいちばん上の広い畑地の上を進む。
ちょっとしか離れていないが積雪はかなり少なくて、栂池の1/20、美麻/奈良尾の1/5ぐらいだ。


[2/13 9:40 f=28]


[2/13 9:43 f=28]
道をふさぐ松。いい薪になりそうだ (^^;)


[2/13 9:52 f=28]


[2/13 10:01 f=28]


[2/13 10:04 f=92]
権田の直前で権田への電線が雪で折れた大木を支えていた。よく切れないものだ。


[2/13 10:08 f=44]
山奥にぽっかりあいた平地・権田に出る。


[2/13 10:10 f=44]
雪で出られなくなってしまった軽トラ


[2/13 11:49 f=28]
タバコなど渡して一休みしてから周囲をXC散歩してみた


[2/13 12:17 f=47]

[2/13 12:18 f=28]
権田から下る、地図からとっくに消えてしまっている道にはつづら折れの曲がり角ごとに石仏が鎮座している。
今回は最上部ちょっとしか見てないが、いずれMTBでも引いて下まで行ってみたい

13時に出て30分で下って車で美麻に行き、美麻郵便局で用済ませてから、家への上り口の師匠宅に寄って今朝車のエンジンがかからなかったこと話すと、エンジンに詳しい師匠、さっそくバッテリー補充液と充電器出してきて見てくれた。
年末年始に東京で1ヶ月以上全く動かさずにいたあと、こっちでも2週間以上車庫に入れっぱなしにしていたのでだいぶ電気が減ってしまっていたようだ。
車は車庫に入れてバッテリーだけ外して師匠宅にもってきて一晩充電していただくことになり、帰途を急ぐ。


[2/13 16:56 f=28]
かなり雪が降ってきた中、美麻の山奥・奈良尾への帰途。


[2/13 17:11 f=28]
明るいうちに帰りつけた

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