■栗駒山XC周遊 その2 連休前と違って栗駒山イワカガミ平まで車で入れてしまうことを利用して, ウロ コXCで秣岳から山頂北面の池などまで大回りしてきました。 【日 程】2001/5/6 【山 域】東北/栗駒山 (1/25000図 栗駒山) 【メンバ】雪兎単独 (190cmウロコ+ハーフエッジ付きノルディックスキー), 【天 候】晴 (早朝だけ曇) 【コース・タイム】   イワカガミ平5:55 …− 栗駒山頂7:30〜55 … 1470m地点8:40〜50(やっと スキーを履く) → 秣岳手前(しろがね草原?)9:40〜50 →   1150mの池10:05〜25 − ゆげ山 − 昭和湖手前11:20〜12:20 −→−   栗駒山頂東直下1570m 13:45〜14:00 → イワカガミ平14:20 (…:つぼ足, −:ウロコ滑走, →:滑降) 【写真→】 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2001506/ 前日, 焼石山麓で会った地元の方に, 今年はちょうどその5/5の昼に栗駒山北側・ 須川温泉が開くという話聞いて, それはいいこと聞いた とさっそく行ってみた。 が, 渋滞した上すごい人出で, やはりやめて予定どおりイワカガミ平から回るこ とにした。夕方車でいこいの村の方に上っていくと, 今年は残雪が多いので いこ いの村〜イワカガミ平の間が夜間(17時〜9時)通行止めになるという。予定どおり 5/5に焼石に登ってから来ていたらイワカガミ平までは朝9時過ぎまで入れなかっ たわけだが, 焼石やめて早く来たので16時頃に入ることができた。しかし, 道路 パトロールの車が最後までいたりするので下に降りろと言われないか気が気でな かった。明日の朝早くに出て山に登りたいのですが, と言うと, じゃあ気をつけ て, とすんなり残してくれた。何かあったらいこいの村に鍵預けておくから…と ありがたい。 6時前にイワカガミ平を出発して広い沢沿いの滑降コースを登りかけるが, シュ プールで荒れた雪面が凍っていてウロコでは非常に歩きにくい。ツボ足で登るな ら尾根の登山道のが速いに決まってるのでそちらに移動して, 山頂直下の大斜面 に出るまで, 3/4をつぼ足で, 雪の残る1/4をウロコXCで登った。 みごとな雲海だ。山頂では端正な鳥海山も霞んで見えるが, だんだん薄くなって しばらくして見えなくなってしまった。山頂から西には彼方の秣岳あたりは真っ 白なのだが, しばらくは全く雪がなくなっている。ちょっと迷ったが行ってみる ことにした。XCをザックに固定して稜線を西に向かう。須川分岐も過ぎてP1573 から100m下ったあたりで北側に, 秣岳の方まで続いていそうな雪渓が出てきた。 やっと板履くと, 鳥にでもなったかのようにあっという間に1333鞍部に滑りこ む。 P1397は右に雪庇が出ていて, 下を通ってしまおうか迷ったが安全を期して稜線 上を通過した。秣岳と思しきピークの右横を通過してしまい, そこで雪が途切れ て藪になった。この藪をちょっと越えれば秣岳の向こうに下る登山道に出られる はずなので, スキー外して抱えてちょっと行きかけた。が, 薄かった藪は5mもい くと背丈ほどになって手こずる。仕方なく戻って北東面の好斜面を沢に滑り降り る。雪に埋もれた沢を渡ると真っ白い池(単なる湿原かも)があってそこで滑って きた方を振り返ると,,,越えたと思っていた秣岳はまだ先で, どうやら秣岳手前 のP1400(しろがね草原)から下ってしまっていた。まあ大した違いではないが。 1150m〜1200mぐらいの凹地の点在する地形をゆるゆると滑走して進んでいき, 剣 岳のすぐ北のゆげ山に出て, 須川温泉から昭和湖経由栗駒への登山道須川コース に出た。ここで右に登らずに直進して笊森避難小屋の方に進めば美しいコースに なったのだが, 山スキーとショートスキー(フリートレック?)の2人パーティが右 に登っていくのを見て一旦は通りすぎたもののうかつにも釣られてしまった。有 毒ガス噴出地帯なので登山道外れるのも怖いので整備された雪のない登山道をつ ぼ足で昭和湖直前まで登ってしまった。XCの革靴に水がしみてこのままでは靴擦 れ必至なので昭和湖直前の草原状のところで1時間休んで靴と靴下を乾かす。 そのまま昭和湖まで登るが, このまま登って須川分岐に出てそこからまた山頂に 朝降りてきた道を板担いで登るのも非常に気が進まない。ふと左を見ると2〜3本 の谷の向こうに笊森の方に行く登山道らしい線が見える。P1314のわきをぬけて 谷を越えて向こうの登山道に,,,と思ったが登山道のある尾根に登る斜面が急で ずり落ちるとやっかいだ。それよりもこの栗駒山頂へ北北東から突き上げる沢, 雪渓がかなり上までつながっているので, ほんのちょっとの藪こきでどこかに出 られるだろうと, この谷を詰めてみることにした。当たりで, 途中2回, 3分ほど 藪こきしたものの山頂東面の大斜面に出られた。ただし山頂直下50mまで登って しまった。大回りで1周するはずが美しくないコースどりしてしまって残念。そ こからイワカガミ平まで20分の滑降は, たくさんのシュプールで大荒れで滑りに くくて最悪だった(;_;) すぐ, いこいの村の温泉に直行する。