■焼石岳北面/湯田〜南本内岳 (ミニSKI) 焼石岳には以前ツブ沼から銀名水避難小屋泊まりで登ろうとしたまま悪天候で諦 めたままだったので, どうせなら別ルートで, 中沼からと, MTBの機動力なけれ ば日帰りは難しい北側からのマイナーそうなルートと行ってみることにした。ま ずは北側からMTBとミニスキーで。 【日 程】2001/5/4 【山 域】東北/焼石岳 (1/25000図 陸中川尻,三界山,焼石岳) 【メンバ】雪兎単独 (65cmミニスキー+山スキー兼用靴) 【天 候】曇 【コース・タイム】    0545 1605   林道300m(車)    ‖: ‖:   0745-0755 1455-1510 林道495m MTBデポ     : :   0825-0835 1410   「南本内岳登山口」    : ↑   1015-1040 1330-1340 新倉沢1020m     : ↑   1155-1205 1310-1320 雪渓末端(1420m)    : ↑    1215-1300    南本内岳(1486m) (‖はMTB,|はウロコ滑走,↑は滑降,:はつぼ足) 【写真→】 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2001504/ 前の晩に北上線沿い, 北上線湯田錦秋湖(=陸中大石)駅から南本内川を南下して 林道にちょっと入ってすぐ, 道に雪が出てきたのでそこで車に泊まった。翌朝見 たらまだ1〜2kmは進めたみたいだったが自転車の場合は手前から走り出すほど帰 りに余分に楽しめるからいい。長いコースなので6時前に出る。 この林道, 走れるところも多いが雪の上を押して歩かねばならないところも多 く, 快適な?早朝サイクリングを2時間することになった。前日の190cmのXC板背 負って乗るのに比べればミニスキーなので荷物が振られることなくて楽だが, 山 スキー兼用靴でのペダリングだけはいただけない(;_;) よほど外靴脱いでイン ナーブーツだけでこぎたかったが, インナーに穴あけてもつまらない。 秋田県側に越える林道を分岐してしばらく進み, かなり雪が付いてきたのでMTB をデポする。もうちょっと早く見きりつけてもよかったが, まだ500mそこそこ だ。そこから登山口までさらに徒歩30分。すごい山奥だ。 登山口から地図を頼りに雪道を登る。こんなルートを辿る人は夏でも少ないのだ ろう。忘れた頃に赤布に出会って, 違っちゃいないようだなと思うぐらいだ。途 中から古いツボ足の跡が出てきたがそれは上部1020mあたりから右に外れて変な 方に突き上げてしまっていた。三界山にでも行ったのかな。 登山口から新倉沢1020m地点まで, 3回水流にありつけて, そのたびに水をたっぷ り飲んで汗をぬぐう。それで暑い長い行程でも脱水症状になることなく快調だっ たようだ。新倉沢1020m地点より上では風もあって寒いのでちょうどよかった。 1020m地点から山頂までは, 夏道は尾根をいくのだが, 尾根上は恐らく雪ないし, 霧が出るとまずいが出ないこと祈って広い緩い沢状を登った。最後, 急になって 1420mで藪に行く手を遮られ, 左に藪こぎ3分で登山道に出られて南本内岳に立 つ。焼石まで行きたかったが, 高度差は小さいものの人が点に見える遥か彼方 だ。XCならまだしも, 明日中沼から登ることだしまあいいか, と今日はここまで にした。すぐ隣の丸いP1492に行って, 登ってきたところよりももっと上から滑 れる雪渓ないか見るが駄目そうなので同じところを降りる。 雪渓末端で1年ぶりでミニスキーを履く。テレマーク滑降は両足を交互に前後す ることで, 僕のミニスキー・ステップターン(片足ずつ完全に上げながら大回り する)は両足を交互に上下することで, ともに歩く動作に近い。それでどちらも アルペンのように腿だけ疲労することなく疲れにくいのだろう,,,などと勝手に 納得しながら快適に滑降する。最上部の急斜面が終わると1020mまでは緩斜面が 続くが両足加重では止まりそうになるが片足ずつ上げてるとあまりブレーキかか らなくてジョギングみたいで快適だ。 再び徒歩と林道の長いサイクリングで車に戻る。この林道, 傾斜がかなり緩い上 にけっこう雪も残っていて押し歩きの部分も多くて帰りも1時間近くかかった。 このあと, 焼石岳の東を大きく回って石淵ダムから中沼登山道への林道を途中ま で入って泊まり, 翌5日に中沼〜銀名水経由でXCで焼石に登ろうと思ったのだが, 疲れすぎてしまったようでだるいのでウバ沼あたりをサイクリングしただけで, 結局また焼石の山頂には立てなかった。ひとつぐらい残しておかないとね(^^;)