■森吉山東側(森吉山麓高原〜ヒバクラ岳)(XC) 前日(#3342)に続いて, 同じ森吉山北東・西ノ又沢出合から, 今度はまだ残雪で 車の入れない町道を自転車(MTB)とXCで森吉山東面の広大なキャンプ場「森吉山 麓高原」に入り(遠かった!)そこからヒバクラ岳まで往復した。晴天で暑くて気 分的にだれたことも大きいが, こちらのコースは残念ながら, ヒバクラ岳直下の 急斜面以外は緩すぎて滑りも楽しめず, ブナ林もあまり自然な感じしなくて今い ちだった。 【日 程】2001/5/3 【山 域】東北/森吉山 (1/25000図 森吉山, 太平湖) 【メンバ】雪兎単独 (190cmウロコ+ハーフエッジ付きノルディックスキー) 【天 候】晴ときどき曇 【コース・タイム】   0820 1605 400m 西ノ又沢出合 (400m)    ‖ ‖   0915-0940 1530-1550 580m 車道の途中だがMTBデポ(580m)    | ↑   1010-1015 1515 730m 野外活動センター   |: ↑:   1120 1425 850m? 登山口    | ↑   1255-1315 1400 1180m ヒバクラ岳大雪庇の下    | ↑    1340-1355 1320m ヒバクラ岳 (1326m) (‖はMTB,|はウロコ滑走,↑は滑降,:はつぼ足) 【写真→】 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2001503/ 朝食をお握りにしてもらって早く出ようかとも思ったが, また山頂まで行くこと もない, ヒバクラまでの往復なら7:30からの朝食食べてからで充分だろうとのん びり出発する。しかし早く出ていれば暑さでばてることなかっただろう。 前日と同じ西ノ又沢出合(から西ノ又林道をちょっと入ったところ)に車を置い て, MTBで森吉山麓高原を目指す。こちらは舗装道なので雪のないところは割と 楽に走れるが案外急で長い。車道580m地点からべったり雪道になったのでそこに MTBをデポしてXCを履く。車道をしばらく登ると上に(たぶんこの大キャンプ場は 昔は広い牧場だったのだろう その牧舎と思しき)廃屋が見えたので近道して中 斜面を登ると広大な広場に出て, さらに進んでいくと大きな「野外活動セン ター」に出た。詳しい地図はないが去年森吉山荘でもらった森吉山の大きなパン フレットの裏の大まかな(しかし名所や地名は詳しい)地図を頼りに登山口と思し き方向を目指す。広場のわきのちょっと貧弱なブナ林の散歩道を抜け, 小山に登 るとまた広場があって, さらにキャンプ場内の道路を奥に辿るとようやく夏の登 山口。ここまで3時間もかかって時間も時間, 暑くてうんざりしてしまった。 やっと人工物から開放されるがしばらくはかろうじて雪のつながっている藪っぽ い疎林で暑くてかなわない。尾根がはっきりしてきてそれが南を向いてヒバクラ でなく小池ヶ原に突き上げてしまうのではないかと心配になって, まあヒバクラ は昨日登ったから別のところに登るのもいいか, としばらく進むと尾根はブナ林 の広い緩い尾根になって次第に右に曲がって, ブナがコメツガ?に変わる頃には ヒバクラ岳東面の大雪庇を正面に大きく見るようになった。この尾根は大雪庇の 直下まで緩く緩く登って, 大雪庇でいきなり山頂に突き上げるのだった。 気温が上がっている中, 大雪庇に突っ込むのは自殺行為だ。ちょっと離れた樹林 帯)で昼食べてから大雪庇の左側・小池ヶ原寄りを大きく回ってヒバクラ岳に立 つ。おかげでまたしてもシールは使わずじまい。 滑降は登りよりはだいぶ雪庇に近い, やや急な斜面をとった。雪がいいのでけっ こう回れるがもうちょっと緩い方が快適だ。急斜面を過ぎると今度は緩すぎて, 時にはウロコでキックしないと滑らなかったりもして快適でない。 30分で登山口に出てしまい, キャンプ場内をウロコで滑走したり歩いたりして, 途中雪の消えた広場で昼寝したりしながら下る。下りで一番快適だったのは車道 のMTBだった。ときどき雪があって降りなければならないがそれ以外は景色いい 中, 車もこない快適なサイクリングで車に戻れた。