■栗駒山XC周遊 (1) 去年のGWに, 栗駒山は車道が通じているイワカガミ平よりも下にいいところが多 いことがわかって(2000429), ならば車道が開く前なら静かでもっといいだろうと, 連休前の土〜日に行ってきました。ウロコXCの気ままさで笊森山荘の方も回って 快適なザラメを堪能してきました。 【日 程】2001/4/21,22 【山 域】東北/栗駒山 (1/25000図 栗駒山) 【メンバ】雪兎 (190cmウロコ+ハーフエッジ付きノルディックスキー), I (軽量カービング山板にテレマークbinding) 【天 候】4/21:晴のち曇, 4/22:晴ときどき曇, 夕方一時吹雪 【コース・タイム】   4/21 いこいの村13:05 − 新湯沢850m 13:30 − 東栗駒山直下15:30〜40 →     イワカガミ平16:00 → いこいの村16:25   4/22 いこいの村6:55 − 969尾根 − イワカガミ平上1215m 8:30〜35 −…     1408鞍部9:30〜55 …− 栗駒山10:30〜50 − 笊森山荘11:20〜12:00 − 東栗駒山直下 → (途中1時間休憩) → 新湯沢14:30 −→ いこいの村14:40 【写真→】 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2001421/ 朝6時に東京を出て昼過ぎに栗駒山いこいの村に着く。晴天だし時間あるので明 日の偵察兼ねて東栗駒山からイワカガミ平を通らずにいこいの村に降りてくる新 湯コースを見に行く。新湯沢は新湯のところで夏道の橋でもあって渡れたのかも しれないが, そのへんで渡ってしまってもあと雪のない藪を登らねばならなくな りそうだし, どうせどこかでスノーブリッジで渡れるだろうともっと上流に出て 沢沿いに登っていく。が, 水量が多く, ときどきブリッジはあるが落ちそうで渡 れなかったり渡れそうでもあとが藪の急斜面だったりして, 850mあたりでやっと 渡れた。対岸をひと登りすると緩い台地状の広大な山毛欅林に出る。 緩い山毛欅林を登っていくと次第に雪質がよくなってくる。ウロコXCでの登りは ちょっと急になると斜登高しなければならないが, 板が軽くてシールよりよく滑 るのでテレマーク+シールでの直登より早い。ときどきI氏を待ちながら2〜3回 滑っては登り返す。テレマークターンが決まって気分いい。1200mあたりで山毛 欅林を抜けるとおもしろい雪になった。やわらかいザラメ雪の上に1cmぐらいの 隙間があってその上にシャリシャリとすぐ砕ける薄い氷の層ができている。この 不思議な雪のターンも快適だった(転ぶと顔切ったりして危なそうだが)。 山頂が藪の東栗駒山の直下まで登って, 登ってきたこの抜群に快適なルートを 滑って戻ろうかとも思ったが, やはり快適さより新鮮さ, イワカガミ平に出てぐ るっと回っていこいの村に降りることにする。イワカガミ平までの大緩斜面は片 斜面になるが, XC板のテレマークギルランデもなかなか快適だった。イワカガミ 平のすぐ上を通過して車道の南の岩魚沢の源頭に入る。イワカガミ平直下は大緩 斜面で大回りテレマークが快適だがすぐ急になってときどき右岸の尾根など絡み ながら滑降する。沢を900m弱まで滑って左岸台地に乗り上げて林の中を斜滑降し ていくとぴったりいこいの村の上に出た。 いこいの村の温泉で温まって車で飲んで寝る。