■パルコール嬬恋→万座 XC縦走 上信国境稜線のパルコール嬬恋スキー場から土鍋山, 御飯岳を経て万座までXCで 軽装日帰り縦走してきました。直前まで雨が心配で延期しようかどうしようか 迷ったものの, なんとか回復しそうという予報に期待して行って, それはなんと か当たったものの, 雪質が大外れの最悪のもなかで下りは転んでばかり(;_;) しかし軽いXCに日帰りの軽装で狙いどおり駆け抜けることができました。 【山 域】上信国境(群馬・長野県境) 【コース】パルコール嬬恋スキー場上−−土鍋山−−毛無峠付近−               9:30 12:45〜13:00 14:50〜15:05      −御飯岳−−万座道路(1899m)−−万座スキー場     15:50〜16:00  16:45〜55    18:20 【日 程】2001/3/18(日) 【メンバ】KK夫妻(210/190cmウロコXC), 雪兎(190cmウロコXC),      MK(190cm軽量山板+TM) 【地 図】1/25,000 四阿山,御飯岳 【写真→】 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2001318/ 6時に万座鹿沢口駅に集合, 万座に行って駐車場に車1台置いて駅に戻り, 8:07の バスでパルコール嬬恋スキー場に向かう。当初, パルコールまで車で行ってし まって後で回収しようと思っていたのだが, 駅で30分待ってバスで行ったのは正 解だった。---あとで車をとりに行かなくて済んだので。 スキー場のパトロール詰め所で計画書を書いて出していく。今シーズンずいぶん スキーで山に入っているがスキー場のお世話になるのは今回が初めてで, 借りが ある以上計画書ぐらいはしかたないがやはりできれば世話かけずに自由に山にい きたいものだ。 土鍋山との鞍部まではだいぶ前に山スキーで来たことがあって樹間の広い樹林帯 の広い快適な稜線が続いているのを知っていた。雨は上がっているものの強風と ガスの中, 晴れてくることを期待して9:30にゲレンデの上をウロコだけで出発す る。視界の悪い中, 右下がりの緩い斜面を北上する。1886標高点への尾根に入り かけてきわどく正しい尾根に戻り,鞍部に出たと思って食事休憩してシール貼っ て歩きだすと実はまだそこは小さな沢を越えただけで, その先しばらくシールで 下ることになったりした。土鍋山に近づくにつれてだんだん視界がよくなってき て, 土鍋山で雲は多いものの視界は晴れた。視界悪ければそのへんまでで戻るし かなかったが, 戻るにしても車は万座に置いてあるだけなのでできれば行きた かったのでラッキーだった。土鍋山13時とちょっと遅い時間ではあるが御飯岳越 えられればあとは林道なのでヘッドランプでも万座にたどり着けるだろう。 破風岳はパスして土鍋山から東北東に小串鉱山跡の上部に滑降し, 楽勝で毛無峠 の先の稜線に登り返す。皮肉なことに下りの見るからにいい斜面がモナカ雪でXC では手に負えず, 登り返しの南向き斜面がザラメの, 滑ったらさぞ快適そうな斜 面だった。時間あれば滑って絶対登り返したところだ。土鍋山の下りでは, 僕の 山板と同じ軽い板にテレマークbinding付けてきたテレマーク名人のMK氏でも派 手に転んで顔面制動して表面の凍った雪で鼻を切って血を出したりしていた。XC の僕は最初からテレマークターンなど諦めてほとんど斜滑降+キックターンで下 るがそれでも転ぶありさま(;_;) 16時に御飯岳越えてその下りも苦労して45分かかって万座道路に出る。これで一 安心, あとは緩い林道をウロコ効かして楽勝で万座まで駆け抜けるだけ,,,と 思ったらこの林道のどうみてもアイスバーンとしか見えない実際固い雪が, ほど んどエッジもひっかからないぐらいのアイスバーンのくせにこれが乗ると変に凹 んで力が抜けてしまいときどき板がはまり込んでバランスとれなくなって転ばさ れてしまう。そういう不思議ないやらしい雪に苦労して, 万座のゲレンデに出た のは あと数分遅くなればヘッドランプ出さねば歩けなくなったろうという 18:20, きわどく夕日が残っている頃になったのでした。疲れた足ではならされ たナイターゲレンデでも転びまくって, 最後まで下りは転びまくったのでした。