角間温泉〜烏帽子岳〜東部 雪山や山スキーの初心者コースとして手ごろな湯ノ丸山のすぐ裏の山(里から見 ればこちらが表ですが)の烏帽子岳に「猿飛佐助の修練の地」という角間温泉か ら登ってきました。下りは湯ノ丸山越えて角間峠経由で戻る予定だったのです が,時間もないので近道のつもりで西南西に伸びる緩い尾根から林道を辿って上 田(東部)に降りました。登りがきつくて下りも快適でないコースでしたが(^^;) 【山 域】上信・湯ノ丸山周辺 【コース】角間温泉−(角間川)−烏帽子岳→(烏山林道?)→大田区休暇村東部       7:20  14:20〜15:00       17:25 【日 程】2001/2/18 【メンバ】S, 雪兎 【スキー】山板 【地 図】1/25000 嬬恋田代 (,真田,上田) 【写真→】 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2001218/ 角間温泉下の駐車場を7:20に快調に登り始めたものの,けっこうきついコース だった。最初は湯ノ丸山に登るつもりだったが,湯の丸は2人とも何度か登って いてゲレンデから登ってきてる人も多そうなので,隣の烏帽子岳に直接,という かまっすぐの谷を詰めて湯ノ丸と烏帽子の間の鞍部に出て登ろうと途中で気が変 わる。が,谷の上部がかなり険しくて,ちょっと楽そうな左岸(烏帽子岳側)に高 巻き気味に進んだところ谷に降りるのがもったいないぐらいに高くなってしま い,しかしそのまま登っても地図では崖マークがあるほど急で,これでは引き返 すしかないのでは?と思いながらSさんの(シールが後滑りするほどの急登の)後を 追う。と,樹林帯の急斜面のきついトラバースをふっと抜けて,なんとか鞍部と 烏帽子の間の登山道の尾根に這い上がれてしまった。 やっと烏帽子の山頂に着いたのは14:20。湯ノ丸より30mばかり低い山なのだが里 に突き出しているような山なので高度感のある360度の絶景で,でかい富士山か ら八ヶ岳,乗鞍,槍穂高,妙高は早々とガスっていたけれども根子岳,草津白 根,上越国境の真っ白い稜線から噴煙上げる浅間まですごい眺望でパノラマ写真 をどこからどこまで写したらいいか困るほど。 登りのルートは樹林の濃い急斜面が続くのであまり滑降する気になれず,西南西 に伸びる尾根が快適そうだからそこを滑って,ちょっと下ると藪っぽそうだけれ ども藪がうるさくなってくるあたりには林道が見えてるからそれを降りてタク シー呼んで角間温泉に戻ろうということに変更。この緩い尾根,上部は引っかか る雪でパタパタと踏み替えターンぐらいしかできず,藪は思ったよりあって,林 道に出てほっとしたのもつかの間,この林道が緩い緩い下りでどこまで滑っても 終わらず,ときどき登りになったりもして,延々2時間ぐらいもがいて日没寸前 に大田区東部休暇村にたどり着いた。すごい苦労して登って滑降の楽しみはほと んどゼロ(;_;) これぞスキーアルピニズムか(^^;) 通常は14:30までだそうだがたまたま宿泊客がいなくて入れてもらえた角間温泉 (\800)で汗流して帰途についた。 ひどく遠回りで滑らない林道に入ってしまったのは,2人ともそのへんまで出て いる地図「上田」までは持っていなかったため。(「真田」もS氏が古いのもって ただけでそれには上まで延びていた林道は出てなくて, やはり地図は最新版を多 めに持って歩くべしと反省した次第。もっとも,売っている最新版の地図が林道 の延伸についていけてない可能性も高いですが。 2001/02/21(Wed) 雪兎 (JAF00036) http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/