- FYAMAALP MES(12): 山岳スキー・XC(山でのスキーの全形態可 05/05/31 - 03021/03022 JAF00036 雪兎 飯豊・石転沢〜北股岳 (12) 00/06/01 00:55 飯豊(いいで)に初めて行ってきました。ありきたりの石転(いしころび)沢ルート ではありますが, 飯豊は山が深くかつ険しくて, 森吉山みたいに深い東北の山と 谷川岳みたいに険しい上越国境あたりの山のあいのこみたいで印象的でした。高 度差1600m以上もある登りはきつく, ブヨの襲撃にもまいりましたが, 大展望と 大滑降を楽しんできました。 【日 程】2000/5/27 (土) 【山 域】飯豊 【メンバ】Th, Mm, Mz, Ob(4人とも山板), 雪兎(ミニSKI 65cm) 【天 候】晴〜曇 【コース・タイム】   飯豊山荘    7:15      17:20 :       :(徒歩)   雪渓末端620m  9:00〜 9:20  15:30           :       ↑(SKI滑降)   梅花皮小屋  13:00〜13:30  14:45           :       ↑   北股岳      13:50〜14:30 【写真→】 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2000527/ 去年「岳人会報賞」を獲得した会津山岳会会報「すかり」飯豊連峰特集号の掲載 山スキー記録を今年の始め頃から山スキー記録索引 ( http://member.nifty.ne. jp/YukiUsagi/sakuin/sakuin.htm ) に少しずつ入れてるのですが, それを見て いて, まだ(夏も)行ったことなかった飯豊に行きたくなり, 何度も行ってるTh氏 に頼んでおいたら, 仲間との年に一度の懇親山行として山スキー兼山菜パーティ を飯豊でやるのに入れてくれた。東京からだと遠くて交通費も高く運転も大変 で, おまけに初めてで地理感覚もないので渡りに船でした。 前の晩20時に坂戸(埼玉)から車2台で出発。新潟経由で深夜に飯豊山荘上の駐車 場に着いてテント張り, 軽く飲んで寝る。朝早くから大勢登っていくのを見送り ながらゆっくり朝食とって7:15に出発。シュラフも入れて電車に乗る関係で大き めのザックで来たので試しにミニスキーをザックの中に入れてみたらちょうど 入って具合がいい。温身平までの林道はいいがその先, 梅花皮(かいらぎ)沢左岸 の夏道はところどころ藪こぎにもなって山板やボードの人はけっこう苦労してい たが1人, ひっかかる板もなく快適に歩く。620mあたりで雪渓末端に出てからは4 人は楽なシール登高になったが, 雪は上部までざらめで, アイゼンがないと登れ ないほど固くもなく先行者達のステップもあって, つぼ足で快適に登れた。 3:40のきつい雪渓登高で去年改築されたという梅花皮小屋に辿り着く。夏に縦走 して登ってるから待っているという2人を残してTh氏とMm氏と北股岳に行くと, 小屋では見えなかった飯豊本山が烏帽子岳の向こうに姿を見せ, 西には二王子岳 が大きい。石転沢を登っているときにかすかに見えていた朝日連峰が霞で見えな くなってしまっているのが惜しいが, 見慣れぬ山ばかり360度の素晴らしい展望, 海外の山に行ったみたいだ(^^;) 大休止し, 写真を撮りまくって靴を締め直していよいよ滑降。山頂付近から石転 沢の支沢に直接滑り込めないかと目論んでいたのだが尾根の脇には迫力ある亀裂 が続いていてそれは諦めざるを得ず, また石転沢よりも落石もブロック雪崩もな くて雪面がきれいな いり門内沢に行くには尾根を1時間歩かねばならないらしい のでそれも諦めて登った尾根を戻る。山頂の5mほど南から小屋までの2/3ほどは 尾根上にも雪渓が残っているのでミニスキーで気分よく大回りする。景色よく斜 度もそこそこでここがいちばん快適だった。しばらく雪の消えた夏道を辿り, 梅 花皮小屋の手前でまた板を履いて石転沢に入る。標高差1350mの石転沢滑降は上 部は急で, 下部は緩くて雪面は凸凹で, 豪快ではあるがミニスキー滑降としては 今一だった。ミニスキーでの滑降は下部滑らなくて担いで歩いていたスノーボー ドよりはマシといったところ。滑降が快適なのは長いスキーが一番みたいで, 登 りでの苦労が報われていたようだった。 雪渓末端から急斜面を夏道に這い上がり, 途中で今晩の山菜などつまみながら登 りより時間かけて下山する。車で梅花皮荘そばの川入荘まで行って気分いい露天 風呂で汗流し, その晩はテントに戻って山菜パーティ(だったが寝不足と疲れで 割と早く眠ってしまう)。翌日雨の中, 花の写真など撮ってからまた関川村の温 泉に寄ったりしてゆっくり帰宅した。坂戸から電車なので関越の渋滞もパスでき てちょうどよかった。 2000/05/31(Wed) 雪兎 (JAF00036)