- FYAMAALP MES(12): 山岳スキー・XC(山でのスキーの全形態可 05/05/31 - 03002/03002 JAF00036 雪兎 尾瀬・アヤメ平XC周遊 (12) 00/05/20 18:25 最近どうも残雪期のXC滑走が病みつきになってしまい, 週末に浅草岳にでも行き たいと思いながらも天気悪そうで諦めかけていたら, 全国的に晴天になるという 金曜に休めて, とはいえ平日に一緒に行ける仲間も見つからず, 久しぶりに単独 になった。1人では車の運転が大変だし割高になるので, 東京から近い尾瀬の南 側にした。天候は曇で今いちでしたが, 軽いXCで快適に周遊してきました。 【日 程】2000/5/19 (金) 【山 域】尾瀬 (1/25000図 至仏山,三平峠) 【メンバ】雪兎 (ウロコ付きXC 190cm) 【天 候】曇 (上部は霧) 【コース・タイム】富士見下6:05 - 田代原6:55〜7:10 - 林道1670m地点7:55〜8:05 - アヤメ平南支稜線1785m付近8:20〜25 - 横田代9:15〜30 - アヤメ平10:15〜25 - 富士見小屋10:40 - 林道1670m地点11:00〜10 - 田代原11:30〜40 - 富士見下12:05 【写真→】 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2000519/ 木曜の夜遅くに車で富士見下まで入って泊まる。もっと遅くにもう1台来て, 近 くでアイドリングしたまま仮眠しているようで今いち眠れなかった。 車のドアを開閉する音で目覚めると4時, もうひと寝入りして5時に起きる。出発 前にその車を覗くと主は消えてテレマーク板と靴とサブザックが残っている。周 りに全く雪がないので釣りにでも切り替えたのだろう。僕の方はXCやりたくて来 たので(入山規制中らしい鳩待峠は避けて)坤六峠の方に回ろうかとも思ったが, 夜間通行止めと出ていたから行けない可能性もあるし, 少し登れば雪が出てくる ことを期待して板かついで少し登ってみることにした。重いテレマーク板と軽い XCの差も出たようだ。 雪は田代原の50mぐらい下の沢からあって, 板はいて沢を登っていくともう雪が 途切れることなく田代原に出られた。広い田代原は中央を流れる水流に沿って笹 藪が出ているが, それ以外はまだ一面の雪だった。大行山も行きたい候補のひと つだったが, アヤメ平にでも行ってきて帰りに寄ることにして林道に出てもう少 し登る。雨が多かったようで林道の上の雪面は凸凹で快適でない。25000図の 「至仏山」と「三平峠」を行ったり来たりするこの林道が最後に「至仏山」から 抜ける1670mあたりまできて, 林道滑走に厭きて地図を眺める。そこから近い ア ヤメ平から南に伸びる稜線に出てみることにした。 一部急なところもあったがシール貼るまでもなく緩い稜線に出て, そのまま横断 してアヤメ平から鳩待峠への稜線の南面を西にトラバースしていく。アヤメ平か ら横田代までの稜線の南側直下にはずっとガケマークが続いていて恐らく雪庇で XCでは登れないので, 登り過ぎて近づかないようにして等高線の間隔が広い1800 〜1850mの間を西に進む。最初の沢も浅くて問題なく越えられて, あとは横田代 の直前まで, 木の間越しに左に大きな大行山を眺めながら気持ちのいい森が延々 と続く。どうもスキーで歩いているとつい登り気味になってしまう癖があるよう で, 右から緩い稜線が近づいてきたのでちょっと急な斜面(といっても25度ぐら いですが)を雪がやや硬いのでちょっと緊張して通過して出た稜線は1890m, 横田 代の上部だった。もっと下を回れば楽に出られたはずだが, 積雪でちょっと緩く なったガケマークの西端をXCでトラバースしてしまったらしい。そういえば ちょっと割れ目も出ていた。 尾根を北側に回り込んで休む。横田代は下部の北寄りは雪が消えていたが, 通過 した1900mあたりはまだ完全に雪面だった。晴れていれば景色抜群のはずなのだ が, 鶏鶴は見えるが燧はほとんど雲の中, 西に至仏が大きいが上部の雲がとれな いのが惜しい。 緩い稜線の北側を登り過ぎないように雪原や森を抜けて東北東に進む。次第にガ スってきて視界30mぐらいになってしまったが, そのまま進ん中急斜面に落ち込 むようになったらそこは既にアヤメ平の一角, そのへりを右(南東)に進んでガケ に落ち込むところでまたそのへりを左(東北東)に辿れば小屋にいくはず, と高度 計頼りの計器滑走する。最後に富士見小屋の手前から尾根滑って近道しようとし たのだけは失敗して, 気がついたら小屋が目の前だった。 天気よければもっとあちこち回るつもりだったが, 曇と霧では元気出ず, そのま ま林道を下る。林道といっても緩い山の斜面にスキーやつぼ足の跡がついている だけだ。滑って楽に下れる程度の傾斜はあるがターンできるほどではないので面 白くない。1760m付近, 林道が凹状の源頭部を横切るところで一度だけ, テレ マークターンで左に滑り込んでから斜め右に登り返して林道の少し下に出る。登 りで山に入った地点を過ぎて林道が緩くなってきて滑らなくなってきたあたりで そろそろかなあと右に入っていくとちょうど田代原だった。田代原から沢の滑降 5分で雪が切れて, 林道にはい上がって20分の歩きで富士見下に出る。 沼田IC手前・ガラガラの望郷の湯でまっ昼間から汗流し, 生ビール飲んで昼寝し て帰る。渋滞もなく, 明るいうちに帰宅してしまった。 2000/05/20(Sat) 雪兎 (JAF00036) http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/