南八甲田・城ヶ倉大橋〜横沼〜櫛ヶ峰 (XC) 東北で4/30以来の快晴になった5/6, XCで城ヶ倉大橋から櫛ヶ峰まで往復してき ました。これまでに沖上平から横岳に1回, 城ヶ倉大橋から逆川岳までも2回行っ てるが, 天気がいいので櫛ヶ峰まで行ってみた。櫛ヶ峰までは横岳を経由して行 くのが常識的だが, 快晴で視界がいいので横沼から緩い起伏の複雑な地形を抜け ていくルートをとってみた。複雑な長いルートをXCを活用して辿れてまあ満足で はありますが, 2時間も後に城ヶ倉大橋を出発した長靴登山者に登りの途中で抜 かれて, 下りでも全く追いつけなかったのでした。のんびり歩いていたこともあ りますが, 緩い残雪の山を一番効率よく歩く道具はXCでもミニスキーでもなく長 靴だったようです(^^;) 【日 程】2000/5/6 (土) 【山 域】南八甲田・櫛ヶ峰 (1/25000図 酸ヶ湯) 【メンバ】雪兎+カミさん (XC) 【天 候】快晴のち晴れのち高曇り 【コース・タイム】 城ヶ倉大橋 7:20   15:50          |    ↑ 逆川岳北1170m 9:15〜40 14:50〜55          ↓    | 横沼 9:50 14:30〜45          |    ↑ 櫛ヶ峰 12:25〜13:05 【写真→】 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2000506/ 城ヶ倉大橋青森側のPAで6時前に目覚めるが, 車を登り口の黒石側に移動したり と準備に手間どって出発は7:20になった。PAからキックステップで10分ほど登る と緩くなって板を履ける。例によってカミさんだけシール付けて僕はウロコで登 る。始めのうちやや急でジグザグを深く切るところもあったが, すぐに緩い広い 尾根になってウロコでも充分直登できるようになる。 広い尾根の右寄りに登って逆川岳よりずっと右の方から直接横岳につきあげよう かと思って, 前半はかなり右寄りに登ったが, 途中で, 逆川岳の左を巻けば横岳 を通らずに夏道もない横沼を通って櫛ヶ峰に行ける, 逆川岳をパスするより横岳 をパスした方が面白そうだと気づいて, 逆川岳までの後半は逆に左へ左へと登っ て尾根の左端に出て, 深い城ヶ倉渓谷の向こうに酸ヶ湯など見ながら登る。 逆川岳の北側は山頂より30mぐらい下, 斜面が急になるすぐ上を通れるかと思っ たのだが, 雪が割れていたりする上を通ったらほとんど山頂間近を通る結果に なった。カール状の急斜面にきわどく滑り込んで逆川岳南東の小尾根に出て, 横 沼の東に滑り込む。緩い起伏の複雑な地形を南西に進んで小さな沼や逆川を越え て緩く南に登っていくと徐々に横岳からの尾根が近づき, シュプールと足跡が出 てきて合流する(スノーモービルの跡まで出てきたのは余計だったが)。 展望は抜群で, 西には真っ白な岩木山が浮かび, 北から東にかけては横岳〜田茂 萢〜赤倉〜大岳〜小岳〜高田大岳〜駒ヶ峯〜乗鞍と180度見渡せる。途中でゆっ くり昼食とり, 駒ヶ峯からのルートに合流すると, 急に人が増えた(それまでは 出発以来長靴登山者1人以外は全く見なかった)。 12:30頃に櫛ヶ峰に辿り着くと, 山頂からは十和田湖まで見渡せた。十和田湖に向 かって南斜面を滑って遊ぶ。風下で昼寝してから下山にかかる。山頂から北八甲 田を真正面に滑り出す。好天で雪は重いがそんな雪質のテレマークターンにもだ いぶ慣れてけっこう回れる。復路も横岳は通らずにP1285の手前から尾根を右に 逸れて横沼方面を目指す。高温のためか登りの跡が全然見つからず, 高度計と景 色を頼りに降りすぎないように慎重に進む。行きのルートより少し横岳寄りに なったが無事横沼に出られた。視界が悪いときはやめた方がいいルートだ。 横沼から逆川岳への登り返しは, 行きよりもだいぶ右下を大きく巻いて登ったら ウロコだけで楽に登れた。広いぶなの緩い尾根を快適にテレマークして15:50に 城ヶ倉大橋に戻る。 大川原温泉(\200)で汗流し, 黒石ICから東北高速で一路東京に帰った。渋滞なく 順調だったが, 深夜に帰宅して犬2匹に大歓迎されてもまずいので那須で途中下 車して道の駅に泊まって翌朝帰った。 2000/05/14(Sun) 雪兎 (JAF00036) http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/