- FYAMAALP MES(12): 山岳スキー・XC(山でのスキーの全形態可 00/03/09 - 02846/02846 JAF00036 雪兎 六合村〜芳ヶ平ヒュッテ〜池ノ塔 (12) 00/03/09 01:07 草津温泉の北, 六合村の入山から入ってのんびり芳ヶ平ヒュッテに泊まって池ノ 塔(渋峠の南の2217m峰)まで親睦会兼ツアーして来ました。ハーフエッジのウロ コXCの僕以外はみな山板かテレマーク+プラブーツで, XCの利点と欠点が顕著で した。 【日 程】2000/3/4〜5 【山 域】志賀高原? (1/25000図 上野草津) 【メンバ】T, Kさん夫妻, J, Y, Th, U, 雪兎+カミさん, 他 【天 候】3/4 曇のち雪のち雨 3/5 曇 【コース・タイム】 3/4 六合村/入山/林道入口(1175m)9:35 − 芳ヶ平ヒュッテ13:50 3/5 ヒュッテ10:00 − 池ノ塔11:00〜25 → ヒュッテ12:10 ヒュッテ14:00 → 入山/林道入口(1175m)16:00 【写真→】http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/2000304/ (デジカメの感度設定を間違えて露出オーバーになってしまい, 芳ヶ平 ヒュッテより上の写真はありません) 【関連HP】六合村周辺の山々と渓谷"じねん" < http://www1.ocn.ne.jp/~jinenn/ > 前夜, 六合村は尻焼温泉入口の駐車場に集まり, テント張って軽く宴会?して寝 る。初顔合わせのJさんも駆けつけてきた。 朝起きて見たら, テントや宿泊は駄目と書いてあった(すみません)。ここはトイ レまで歩いて5分と遠いので, もっと手前の道の駅で仮眠するといいようだ。朝 トイレに行って顔洗い, 河原に降りてみると掘っ建て小屋に湯船があって湯加減 もちょうどいい。思わず朝の長風呂してしまう(寒くてなかなか出られなくて)。 8:15に車で出てJさんとYさんと合流して入山口に行き, 9:35に歩き出す。僕は山 板とウロコXCと両方積んで来たのだが, 1週間前とはうって変わって雪が締まっ ているのでウロコXCを選んだ。 大平湿原上部まではウロコだけで登る。平兵衛池の上あたりがちょっと急できつ かったぐらいでそれ以外はたらたらの登りで快適だった。大平湿原から上はシー ル付けて登る。雨のようにしみ込む湿雪の中, 芳ヶ平ヒュッテに辿り着くと, 午 前中の授業を終えてから草津のロープウェイで上から滑ってきたKさん夫妻が既 に着いていて迎えられる。夕方から夜には雪は完全に雨になってしまった中で, ランプの宿で若奥さん手作りの美味な夕食と酒。Thさん特製の山葡萄酒も風味よ く抜群だった。1週間前のガラン沢一周縦走のデジカメ画像やコロラドのスキー ツアーのビデオ, 群馬県境一周空撮のビデオなど映写会して寝たのは23時頃に なってたと思う。 3/5, 夜が明けると風は強いが雨は上がって, ガスっぽいが草津白根が見え隠れ している。ゆっくり8時に朝食とり, ヒュッテの新堀さんも交えて10時に池ノ塔 に向けて歩き出す。芳ヶ平の端までウロコで快適に滑走して, そこでシール貼っ て池ノ塔への尾根を登る。登り出しのとっつきがアイスバーンのように固かった が, ちょっと避けて沢状を登ったら回避できてその後はシールがよく効いてXCで も問題なく登れた。 問題は下り。昨夜の雨と今朝の強風で雪質は最悪。山板ではジャンプターンでも ボーゲンでも楽勝だが雪質不安定でときたまこける。テレマークもジャンプで豪 快に滑るがけっこう頻繁にこける。XCの僕はといえば, 新堀さんのきれいなテレ マークターンを真似て4回ぐらい回って感心されるが, 首の骨を折るのではない かと自分で思うほど派手に転んでからはちょっと怖くなってしまって広い尾根を めいっぱい使って斜滑降+キックターンで下る。雪質が不均一で, また板が雪面 に食い込んでレールのようにずれないのでまっすぐ滑るだけでも乗ってるのが やっとだ(;_;) 平坦な芳ヶ平に出ればヒュッテまでは一番快適だったが(^^;) 小屋で昼食とり, 朝ロープウェイから来て合流したKさんの仲間2人とその連れ2 人とも一緒になって14時に小屋を出て昨日登ってきたルートを下る。大平湿原ま での滑降はヒュッテの上と同様。緩いところでは踏み替えターンなども試みるが 半分は転ぶ(;_;) テレマークも豪快にジャンプテレマークを決めるが, 割と頻 繁に派手に転ぶ。やはり悪雪には山板が一番強いようだ。平坦な大平湿原とその 先のちょっとした登りは軽い板にウロコ聞かせて一番快適に進む。そのあと林道 に出るまでの樹林帯や細くて割と急な登山道が延々と続くところはボーゲンで必 死にブレーキかけて下る。雪が柔らかくなってたので助かったようなものだが, 先頭を行くKさんはこんな幅1mの登山道にテレマークターンのシュプール残して いた。 Kさん夫妻とその仲間の車を草津にとりに行ってからまた尻焼温泉に浸かって 帰った。 2000/03/08(水) 雪兎 (JAF00036) http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/