- FYAMAALP MES(12): 山岳スキー・XC(山でのスキーの全形態可 05/05/31 - 02763/02763 JAF00036 雪兎 八甲田・城ヶ倉温泉から毛無岱 (12) 00/01/14 07:49 八甲田には冬に何度も来ているがいつも酸ヶ湯やロープウェイからで, 城ヶ倉温 泉から入ったのは, 1986年11月(伊豆大島が噴火したとき)に初めて八甲田に行っ たとき以来でした。天候はいまいちでしたが, けっこう楽しんできました。 【山 域】東北北部・八甲田 【コース】1/09 城ヶ倉温泉-毛無岱 往復 1/11 城ヶ倉温泉-湯坂の裏あたり 往復 【メンバ】雪兎+カミさん 【スキー】山板 (Atomicツアーキャップガイド+DIAMIR+TourLite3) ■1/9(日) 曇 城ヶ倉11:05−毛無岱ヒュッテ13:45〜14:05→城ヶ倉15:00 羽田発7:45のJAS青森行きとシャトルバスでホテル城ヶ倉へ10時頃到着。11時に ホテルからロープウェイまで送迎バスが出るというが, 翌日から崩れるのわかっ ていて, また天候曇で八甲田の稜線は晴れていず, ロープウェイで上に登ってし まうとガスの中で, 平坦でどう見ても分かりにくい城ヶ倉へのコースなど行けそ うな気がしないので断って城ヶ倉からシール貼って毛無岱の方に登っていってみ ることにした。山に入るのは通常ガイド付きでないとお勧めできませんと盛んに 言われたが, 毎年, そして今年の正月も酸ヶ湯から山入っていて様子が分かって るから,,,と言うとすぐOKしてくれた。実は城ヶ倉から山に入る入口も忘れてい てわからないが, 適当に宿の裏から山毛欅の森に入って地図と磁石頼りに北に 登って, 平らになってから東北東に進んでいくと, ときどき城ヶ倉コースを滑っ たらしいシュプールも現れて外れていないことがわかる(前の晩にけっこう積 もったらしくシュプールはほとんど埋まっていた)。ちょっとした急斜面をトラ バースして登っていくと中央コース(ロープウェイ→酸ヶ湯)のプレートが出てき て, 木のない平らなところをしばらく進むと小屋が見えてきた。14年前に泊まっ た小屋そのままなのかどうかわからないが, 1962年とか昭和38年とかの落書きが 多いので古いことは確か。形も同じような気もするが,,, 屋根に2mも雪積もっていていまにも押しつぶされそうで, ストーブの煙突も曲 がっていて焚けない。13年前には薪ストーブで一晩暖かく過ごせたのですが,,, 下りは平らな部分が長いのでカミさんはシール(滑りがいいビネッサの取り付け シール)付けたまま下ったが, シール外して滑った僕からそんなに遅れなかっ た。最後の山毛欅の森の急斜面だけ快適に滑って宿に3時頃戻る。 ■1/11(火) 吹雪のち曇 城ヶ倉10:10−975m11:30−急斜面の上まで戻って昼食 11:30〜12:30→城ヶ倉12:45 その後また2本滑降 気温が下がり明けても吹雪は収まらない。飛行機の出る夜までは暇なので, 毛無 岱までは到底行けるわけないがホテルの裏の山毛欅林の急斜面をシール付けて 登ってみるとさらっさらの新雪20〜30cmだが下が固いのでラッセルそれほどでも なくて案外楽だ。上の平坦なところを東向き, 毛無岱の方向よりも意識的に右に ずれて980mぐらいまで登るがやたら寒いのでシュプール消えないうちに引き返 す。酸ヶ湯の裏, 湯坂の近くまで行ったと思う。宿の裏山の山毛欅林の中のサ ラッサラの新雪滑降はなかなかよかった。正月にも味わえなかった厳冬期の八甲 田らしい新雪にやっとめぐり合えた。あまりに快適でシール貼って2回登り返し て滑った。 ●今回初めて往復飛行機+ホテル2泊という格安ツアーを利用したが, どうも時間 的に速い上, JRや夜行高速バスでいくよりもかなり安いようです。(予定をキャ ンセルすることにならない限り というきつい条件付きでですが)。 ●城ヶ倉温泉のガイドスキーツアーは宿泊者は無料で参加できて, シールやセ キュラフィックス(通常のスキービンディングに付けて踵が上がるようにする道 具)なども無料で貸してくれるそうで, 初心者や山に入りたいけれども自信がな い人とかにはうってつけのようです。酸ヶ湯も数年前まではガイドスキーツアー を(1日1500円ぐらいと格安で)盛んにやってたのですが, どうも(有名になってか ら?)ここ数年方針変えてきてそういうサービスを低下させてきているようで, 慣 れた人が自分で行動するにはいいのですが, 初心者や自分達だけで山に入る自信 のない人は城ヶ倉に泊まってガイドしてもらうとよさそうです。 2000/01/14(金) 雪兎 (JAF00036)