- FYAMAALP MES(12): 山岳スキー・XC(山でのスキーの全形態可 05/06/12 - 02634/02634 JAF00036 雪兎 岩木山・弥生コース等 (ミニSKI) (12) 99/05/09 12:15 02628へのコメント 5/1に森吉山から岩木山麓「弥生いこいの広場」に行く。岩木山は上の方は真っ 白だが中腹以下が予想外に黒く, 期待の弥生コースなど滑っても下の方でかなり 歩くことになりそうだ(;_;) さらに, ここの駐車場で泊まって翌朝バスで山頂に 行って滑ってくればちょうどいいと思っていた「いこいの広場」は夜は駐車場に すら入れない遊園地らしくて入れず, さらに雨までパラついてきたので, このま ま八甲田に行こうかと迷う。まずは腹ごしらえして考えようと鰺ヶ沢に出てみた が病院の近くのお気に入りの店は既になく, しかたなくスーパーWellで弁当など 買う頃には雨は本降り, 時間も20時過ぎ。八甲田まで行くのも大変なので, 明 日は晴れという予報に期待して, 路上の蛙を必死で避けながら 前にも泊まった 岩木山スカイライン入口の駐車場(?)に行って泊まった。ちょっと傾いているの が難点だが, トイレも水もあっていい。 【日 程】1999年5月2日(日) 【山 名】岩木山(1624.7m) 1/25000図 岩木山 【メンバ】雪兎, カミさん (ミニスキー65cm) 【天 候】快晴 【コース・タイム】 9合目(リフト終点)8:45 … 山頂9:45?〜10:05 → 東南東斜面1200m地点 10:10 … 山頂11:20〜12:00 →… 下弥生バス停14:10 《写真》 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/1999502/ 目覚めると昨夜の雨はすっかり上がっていた。下まで滑るとかなり歩かされそう なので, バスで上がって弥生コース滑るより車で上がって山頂から上部を何本か 滑ってからまた駐車場に滑り込もうと思ってスカイライン開通直後5台目ぐらい で8合目に上がる。 上天気で鰺ヶ沢の町や海を背景にした駐車場下の緩斜面が快適そうなのですぐミ ニスキー履いて2本ほど足ならしする。気分いい。そんなことしてたらスキーバ スが2台も着いてしまったので, 混む前に慌ててリフトに乗る。9合目まで歩いて 登るには雪の固い日陰の急斜面を斜めに登っていかねばならずこの時間はまだア イゼン+ピッケルがないと危い。3年前には朝6時にここを登ったら途中でビビっ て登れなくなり, 戻るのはなおさら危ないし, 仕方なく際どくスキー付けて斜滑 降で1460mの台地に逃げ込まざるをえなくなった。駐車場のすぐそばなので油断 してしまうがよく滑落するらしい。リフトで上まで上がってしまうと, その先山 頂までの稜線上は全く雪なくて, 大勢の観光客/スキーヤー/登山者が運動靴/ハ イヒール/スキー靴/軽登山靴と様々なイデタチで蟻の行列作って登っている。 山頂南側の大斜面を見下ろせる大岩に座ってカミさんに待っていてもらって, す ぐ下の草付きでミニスキーを装着してから雪渓上端に乗って, 東面急斜面を滑 る。東面もかなり急だが日向で雪がかなり緩んでいるので滑落の心配はほとんど ない。1510mの台地を抜けてさらにその下の快適斜面を先が急になって見えなく なる1200m付近まで滑った。滑っているときはあまり感じなかったが止まって登 り返そうとすると下が見えないこともあってちょっと恐くてスキーを外せない。 ペンギンみたいにハの字登高で50mほど登ってやや緩くなって木のあるところま で出てやっと安心して板外して休む。昨日アップルロード沿いで買ったリンゴ ジュースのおまけにもらった見た目悪いリンゴを雪で洗ってかじるとこれが甘く て抜群にうまい。 10分ほど景色を堪能してからつぼ足で本格的に登り返す。急斜面のキックステッ プ登高はけっこうきつくて, 5分で滑ったところを1時間, 大汗かいた(^^;) もう登り返しは充分なので少し早いが駐車場に滑り込んで八甲田に向かうべく山 頂北面に滑り込んでそこから西側に回り込もうとした。が, 西側は既に全く雪の ない急な藪で戻れそうにない。兼用靴で山頂直下の岩ごろごろの登山道を避難小 屋まで歩いて降りてから滑るよりは弥生コース滑ってバスで車を回収してくるこ とにして今度は2人で12時に弥生コースに滑り出した。 弥生コース・大黒沢上部は富士山・須走口にも匹敵する広大な斜面で, しかも広 い凹状なので中に入ってしまうとパノラマ写真でも滑降と斜面をとらえることは できない。以前もそうだったが凹状の中は風が弱く雪が柔らかくてもぐるので途 中から右の樹林の薄い広い尾根状に移る。そこでまたリンゴジュースとリンゴで 休憩。 そこからさらに尾根状を滑って最後は急斜面を大黒沢に入った。気温が高く, 樹 林帯の尾根の中でも雪は重かった。沢をどんどん下っていくと雪の割れ目に清流 が出てきて周りの雪がどんどん消えていくがコースの雪は案外しつこく残ってい て, レールのようになったまっすぐのシュプールの上を 意外と下まで滑れた。 大勢滑っているから下までなんでもないコースだろうとタカくくっていたのだ が, 林の中で雪が消えてから3回ほど踏跡を失って迷ってしまった。沢から左に それていくところが難しい。気温が上がって林の中のちょっとした凹状を雪解け 水がきらきら流れている。下に木を渡した橋を見つけて降りると山道に出られ て, 暑いなか15分ほどで林道に出る。ここにスキーを置いて20人ぐらい人がタム ロしてるのでバスがここまで来るのかと思ったらそうではなくバスは下の道路ま で行かないと駄目とのこと, みんな車でお迎えがくるのを待ってるようだが, も うちょっと下まで歩いてリンゴ畑の中の道を八甲田を遠望し, 振り返れば岩木山 が大きいという余韻を放棄するのはもったいない話だ。もっとも, 上弥生で家並 みに出てから下弥生までは暑いだけのアスファルト道路でいただけなかった。 1時間近く歩いてバス停に着き, 15分ほど待って春スキーバスに乗る。カミさん には岩木山神社で降りて参拝して(?)待っててもらって僕だけ8合目まで乗ってつ いでにリフトでまた9合目まで登って西面を滑ってから車を回収して降りる。光 世温泉(\300)に寄って汗流し, 高速で青森に出て青森駅前の大黒寿司で夕食と り, 翌日南八甲田を滑るべく八甲田・睡蓮沼付近に行くが既に道端は車でぎっし り, 一気にやる気なくして帰ろうかとも思ったが時すでに22時過ぎ, 酸ヶ湯の上 の駐車場に入れたのでとりあえずそこで車泊まりした。 1999/05/09(日) 雪兎 (JAF00036)