- FYAMAALP MES(12): 山岳スキー・XC(山でのスキーの全形態可 05/06/12 - 02578/02578 JAF00036 雪兎 尾瀬・アヤメ平と白尾山 (XC) (12) 99/04/20 00:31 以前からスキーで行きたいと思っていながらなかなか行けずにいた尾瀬のアヤメ 平に快適なウロコXC周遊コースで行ってきました。ぶな林, 感じのいい針葉樹林 (もみ?), 迫力ある大雪庇, 抜群の展望の大雪原の滑走, 白尾山山頂での昼寝, 450mの快適なテレマーク滑降, きわどいスノーブリッジ, 静かな田代原,,,と, なかなか変化に富んだ楽しいコースでした。 【日 程】1999年4月17日(土) 【山 域】尾瀬 【山 名】アヤメ平(1960m),白尾山(2003m) 1/25000図 至仏山,三平峠 【メンバ】雪兎(ウロコ付きXC190cm), I(超軽量山板+テレマークbinding) 【天 候】晴 のち 高曇 【コース・タイム】富士見下7:30 - 1690鞍部9:30 - 1800m付近10:30〜11:00 - アヤメ平11:30〜50 - 白尾山13:15〜15:00 - 冬路沢1500m付近16:00 - 富士見下16:40 金曜の昼頃までの天気予報では, 土曜も日曜もまあまあという感じだったのと, I氏が土曜は仕事で遅くなりそうということで, 土曜の夜に出て日曜に行くつも りで金曜の21時に帰宅して何気なく天気予報を見ると, 土曜は好天で日曜は雨に 変わっていた。慌てて電話連絡してみると何とか出られそうなので, 急いで用意 して23時過ぎに東京を出た。 富士見下あたりは2人ともほとんど初めてで, 除雪の様子など見当もつかなかっ たが, けっこう奥まで除雪されていて, 車で富士見下のゲート直前まで入れた。 先着の車は1台, 朝には4台になって夕方までそのままだった。 歩き出すまで, 夏道(林道)から富士見峠経由でアヤメ平に登るつもりだったが, 出だしにゲートの脇の小沢を詰めて広い尾根に出てアヤメ平に南から直接突き上 げても面白そうだという話になって, 出だしからいきなり足跡やシュプールの多 い林道を外れた。が, この小沢はスキーで登るにはちょっと急で雪もかなり融け てしまっていて, 残雪を拾ってつぼ足で200mぐらい突き上げる結果になった。田 代原(1530m)かもう少し先の1650mあたりまで林道をたどってから尾根に突き上げ た方が賢明だったようだ。しかし変なコースをとったおかげで, 大カッパ沢上部 のすばらしいぶな林などを味わうこともできた。P1752の右を巻いて1690鞍部で 稜線に出て, P1786は左を巻こうと思ったが針葉樹林が密で山頂直下を通る。こ のへんで手入れの悪い板がダンゴになってペースが落ちたが, 休憩時にI氏の ワックスを塗らせてもらったらその後はほとんど付かなくなって快調に登れた。 1730鞍部あたりから先は針葉樹林帯とはいっても間隔の広いもみ(?)の大木の感 じのいい自然林で, 野反湖の東・堂岩山の南面とよく似た感じだった。 アヤメ平南面の崖の印が気がかりだったが, この南尾根の付け根のところだけ雪 庇がなくて, 35度ぐらいの急斜面だがなんとかウロコXCでシールもつけないまま 斜登高で這い上がってしまった。上に出ると, それまでの荒々しい巨大雪庇の光 景から白一色の大雪原に変わる。雪原の向こうには平ヶ岳と燧。気分よくXC滑走 を楽しんでから富士見峠に滑降する。雪がやや重くて僕は怪しげな滑りだが, I 氏はかっこよくテレマークターンを決めている。 富士見峠から白尾山までは緩い登りで, 僕のウロコXCはもちろんだが, I氏も シールなし(板にウロコもなし)のまま山頂まで登れた。 人っ子一人いない白尾山の山頂で大休止。2度目の昼食とってビール飲んでのん びり1時間も昼寝してから15時に出る。 パラボラアンテナの手前から南南西に広い尾根状の森を滑って, 1500m付近で冬 路沢を渡るまで, 高度差450mの快適な滑降だった。途中で一旦, 直滑降でやっと 滑るぐらいに緩くなってしまうがそれはルートを外していない証拠で, そのあ と, 上部の稜線直下ほど急でない絶妙の傾斜の斜面になって, テレマーク初心者 の僕がしかもXC板なんかでけっこう回れるようになった。テレマークターンは難 しいという意識からつい自分の滑降姿勢ばかり気にしてしまうのがいけないよう だ。それよりも木にぶつからないようにとか意識を外に向けて, 滑り自体は前後 のバランスもとれる便利なボーゲンだぐらいに開き直ると嘘みたいに快調に回れ る。そうやって滑りに慣れていけばそのうち板をさほど左右に開かなくても回れ るようになるに違いない。もっとも, I氏も, 急に自分のテレマークターンがう まくなったような気がするなどと言ってたので, やや重いもののざらめに近い雪 でよほど条件がよかったというだけかもしれない(^^;) けっこう水量のある冬路沢にきわどく残っていたスノーブリッジをこわごわ渡 り, 対岸を斜登高で緩く登っていくと窪地が現れる。地図見てその右を回り込む と大当たりで, 何日か前のシュプールが2本3本と現れて, 新しいつぼ足の跡も出 てきて林道の線に出たことがわかる。少し行くと田代原, 夕方の広い静かな雪原 はなかなか感じがいい。そこからは傾斜がついてまた快適に滑れるようになり, 最後, 緩くなったところは森の中をショートカットすると車の30mほど下の車道 に飛び出した。今日のコースは往復コース+αぐらいに思っていたのが, 白尾山 山頂付近の距離500mばかりの他は全くルートが重ならない, なかなか充実した快 適な周回ルートになっていた。 沼田IC手前の白沢の湯に寄って夕暮れの赤城山を眺めながら汗流し, 生ビールで 乾杯して食事して大広間(ここはカラオケやってなくていい)で20時過ぎまでゴロ 寝してゆっくり帰った。高速も渋滞なしで快調そのもの, 21:45頃帰宅できた。 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/1999417/ に写真を出してあります。枚数多いのでちょっと重いですが,,, 1999/04/19(月) 雪兎 (JAF00036)