- FYAMAALP MES(12): 山岳スキー・XC(山でのスキーの全形態可 05/06/12 - 02533/02533 JAF00036 雪兎 鹿島槍を目指したものの西沢1880mまで (12) 99/03/24 22:59 今年は雪解けが早いようなので北アルプスにももう入れるかもしれない, 鹿島槍 の登山口・大谷原から西沢〜冷池山荘経由で鹿島槍の往復+条件よければ鹿島槍 南西面滑降を,,,などと大きく出たものの, 悪天で行けるはずもなく, コロっと 軟弱化して, 日曜半日で西沢を1880mまで登って稜線にも達せずに滑ってきただ けに終わった。西沢はブロック雪崩が心配ではあるものの, 鹿島槍東面では他の 沢と違ってシール登高で詰められる沢で, 滑降もまあまあ快適だった。 【日 程】1999年3月21日(日) 【山 域】北アルプス・後立山 【山 名】(目標だけは)鹿島槍(2889.7m) 1/25000図 神城,十字峡 【メンバ】S,雪兎(山板+兼用靴) 【天 候】曇 のち 雪 【コース・タイム】 大谷原1027m 6:25 − 西俣出合7:45〜8:00 − 西沢1880m地点10:10〜30   〃 11:30 ← 〃 11:30 ← 先週仙ノ倉山でがんばってしまった後なのと, 3連休は天気悪そうなのであまり 気乗りしなかったのだが, ぜひともというS氏の誘いで, まあ天気悪かったら山 小屋にでも回ってのんびりしてきましょうと 3/20(土)早朝に東京を出た。昼ご ろ大谷原に着くと大粒の湿雪が降っていて出る気になれない。テントを持って来 ていれば西俣出合あたりまで入って幕営して翌早朝にアタックというふうにもで きたのだが, 天候よければ冷池山荘まで行き, 悪ければ温泉にでも行って翌朝行 けるところまで ということで置いてきてしまったのがちょっと失敗だった。 3/20(土)は車で栂池の山小屋に回って, 暖かい小屋で優雅に雪景色眺めながら ウィスキーをちびちびやる。ちょうど先輩達3人が食料を大量に仕入れてきてい て, 夕飯豚汁定食までごちそうになる。地元で分けてもらった野沢菜の柔らかい 煮物が逸品だった。風呂まで入って20時すぎに小屋を出ると星が出ていた。ドア の凍りついた車にようやく乗り込んで大谷原に行って泊まる。 もう半日, 天候の回復が遅れてくれるとよかったのだが, 3/21(日)朝にはもう高 曇りを通り越して本曇りになっていた。天気予報は最悪だし夕方までももちそう にない。まあ行けるところまで,,,と6時半前に出発する。大冷沢の林道をヘアピ ンカーブをショートカットする以外はほぼ忠実にたどって西俣出合からいきなり 急な西沢に入る。シール登高では直登がちょっときついぐらいの斜度だが, ほぼ 一定の斜度で上まで突き上げて, 過去の記録見ても赤岩尾根2278mあたりに飛び 出せるようだ。固い雪の上に重い新雪が乗った状態だが雪崩れそうな感じはな い。が, 沢には数日以上前のデブリの跡があちこちにあり, 1m四方もあるブロッ クが散在してたりするので, ひとたび雪庇の崩壊でもあればかなり危ないことは 想像つく。しかし稜線に目立った雪庇も見当たらない。新雪の下は固い雪なの で, クトーがよく効く。 出合から2時間強登った1880m, さらに登るとすればこのへんから徐々に右寄りに 登って赤岩尾根に向かい始めようというところで, 雲も厚くたれこめて下にガス もわき始め, みるからに不気味な空模様になってきたのでここで登るのやめて滑 降に移る。ブロック雪崩の跡はひどく滑りにくいがそこを外せばなんとか滑れ る。雪質が不均一で思い切りは滑れない。下部は雪がやや重いが均一でけっこう 快適に滑れた。 西沢出合で踵を開放してあとは林道をパスガングとアルペン滑降交えて30分で駐 車場に戻る。と, 待っていたかのように大粒の雪が降りだした。 道が混まないうちに帰ろうと思って12時に車で出て温泉にも寄らずに東京を目指 す。中央高速・談合坂SAまでは2時間半で来たのだがその先がいけなかった。混 んだら甲府あたりででも降りて温泉にでも寄って,,,などと思ってたのが, 八王 子の出口で1時間, その先16号はじめ道路という道路すべて大渋滞で, 結局家に 帰ったのは20時過ぎになってしまった(;_;) こんなことなら日曜もまた山小屋 に回ってのんびりしてから夜中にでも出て帰ってくればよかったと後悔しきり。 今回の写真 → http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/1999321/ 1999/03/24(水) 雪兎 (JAF00036)