- FYAMAALP MES(12): 山岳スキー・XC(山でのスキーの全形態可 02/04/21 - 02406/02406 JAF00036 雪兎 平標山から平標沢滑降 (12) 99/02/08 23:08 火打峠から平標山に登り, 平標沢を滑って土樽に抜けてきました。 朝から冷え込んだ快晴でラッセルも20cmぐらいと大したことなくて, 火打峠から 4時間で山頂に立ち, 午後やや雲が出てきたものの平標沢源頭部も新雪舞い上げ て快適に滑ったのですが,,, 平標沢がちょっと緩くなった1100mぐらいから突然 雪質が変わってスキーが全く滑らなくなって, 土樽の下の車道に出られたのが 20:50! 登りよりも超湿雪にスキーが40〜50kgの足かせになってもがき苦しん でいた時間の方がはるかに長かったというとんでもない話になりました(;_;) 途中で20年来愛用のストックも折れるし, 足もガクガク(^^;) 【日 程】1998年2月7日(日) 【山 域】上越国境 【山 名】平標山(1983.7m) 1/25000図 三国峠,土樽 【コース・タイム】火打峠8:20 − 平標山12:30 − 平標山北西1900m 12:50〜13:00 → 平標沢1810m(13:15〜35) → 群大ヒュッテ17:30 → 毛渡橋20:50〜21:00 … ペンション21:20 【メンバ】Th, 雪兎 【天 候】快晴のち曇ときどき雪 【スキー】山板 登りや沢の上部の滑降は快適だったのですが, それにしても下の方の 手で握る と水がしたたるシャーベットみたいな超湿雪にはまいりました。こんな東京の雪 みたいな超湿雪に山で出会ったのは初めてです。下の緩い林道などはだいたい, 昼間は日に当たって雪が緩んで滑りが悪くても, 夕方になれば冷え込んでクラス トして滑りがよくなるのが普通だが, よほど暖気が入ったようで, 19時になても 20時になっても, 最後までスキーは重い足かせのまま(;_;) 途中5回ぐらい, 念 入りにスキーにこびりついた雪や氷を落としたのですが, 滑りがいいのは直後の 2〜3分だけ(;_;) まいりました。 しかもTh氏の板は毎回ベースワックス塗ったりしているというせいか, 滑走面に は全く雪つかなくて滑りは良かった(それでも板の上に着く雪で相当ばてていま したが)が, ワックスなどほとんどかけてない僕の板は傷などほとんどないのに やはり表面がささくれだっているせいか滑走面もダンゴになって平地はおろか下 りでも全く滑らないありさまで, 7時間の地獄の歩行でした(^^;) まだ群大ヒュッテの影も見えずにラッセル歩行していたとき, あまりに板に雪が 付くのでストックでときどき板をはたいていたら, 右のストックが下から10cmぐ らいのところで突然スパっと切れてしまった(;_;) 木の枝を20cmほど拝借して ストックのパイプの中に通して まわりをTh氏のテーピングテープで巻いてしの いだが10分で折れてしまい, 群大ヒュッテに出てから今度は2本のやや太い枝で 添え木してテーピングテープでぐるぐる巻きにしたら, (重くて持ちにくいもの の)最後までもった。ガムテープは持っていたが, 水に弱いのでたぶん付かな かっただろう。今度からガムテープよりも水に強いテーピングテープを持ち歩こ うと思う。 ツェルト, スコップ, ガスコンロは持ってたので, いざとなったら泊まれるとい う安心感はあったが, 群大ヒュッテが見えるまでは, 明るいうちに泊まる準備に かかるべきか それとも かすかにでも明るいうちにヒュッテ(=林道)を見つける べきか迷った。もっとも, この超湿雪では雪洞など掘ったら水浸しになりそう で, 相棒は後者しか考えてなかったようだ。 無人の群大ヒュッテに17:30, なんとか明るさの残るうちに出られてほっとし た。が,その先の林道も犬か狐1匹の足跡しかなくてスキーの足かせ歩行は全く変 わらず, 凍っていれば1時間もかからない林道に3時間以上かかった。 ホームページに写真も出しましたのでご覧ください。 http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/photo/1999207/ です。-- 天気よくて余裕あった登りと上部の快適な滑降の写真だけですが(^^;) 上はよかったんですが,,, 今年は非常に雪が多いので3月以降が楽しみです。 1999/02/08(月) 雪兎 (JAF00036) http://member.nifty.ne.jp/YukiUsagi/